今年、市制50周年を迎える京都府の長岡京市で、地域医療の拠点となってきた「済生会京都府病院」が2022年6月1日に同市内の西山天王山駅すぐに、「京都済生会病院」として移転オープンすることなどに伴い、市のコミュニティーバス「長岡京はっぴぃバス」が路線増となります。長岡京市建設交通部交通政策課の柳沢茂樹課長にお話をお聞きしました。

　運行15年を超える「長岡京はっぴぃバス」は、市内の交通が不便な地域の解消や、高齢者の交通手段を確保するため、2006年（平成18年）10月に運行が開始されました。2009年には、車両やデザインも一新、市内をきめ細かく巡り、マスコットキャラクターの「はっぴぃちゃん」で親しまれています。

　済生会病院の移転に伴い、はっぴぃバスはルートを変更し、路線が拡大されます。これまでの北コース、西コースの2台から北西コース、北東コース、西コースの計3台で運行。廃止するバス停はなく、今里、一文橋、友岡、清水ヶ口、東浦の新たなバス停を経由します。なお、移転後の京都済生会病院ではロータリーに乗り入れるそうです。

　はっぴぃバスは、午前は主要駅と済生会病院に向かい、午後はそれぞれ最寄りの駅へ向かう逆ルートを巡回します。午前4便、午後4便の運行も変わりません。またそれぞれのコースのバスが、赤、青、黄色の3種のマグネットで色分けされます。

　さらに、 済生会病院バス停ではっぴぃバスに乗降される際は、運賃が無料になります。済生会病院で降車する場合　降りる際に、運賃箱の付近に設置されている整理券発券機から整理券を発券し、そのまま運賃箱に投入してください。済生会病院から乗車する場合は、乗車する際に、運賃箱の付近に設置されている整理券発券機から整理券を発券し、そのまま乗車してください。目的地のバス停で降車する際、その整理券を運賃箱に投入すればOKです。

　他にも、学生さんの通学定期への補助、阪急バス（株）が発行する「hanica はんきゅうグランドパス」の購入一部補助や、そのグランドパスを持っていれば、バス利用後のタクシー初乗り（460円）が差し引かれる（事前申請）事業などが実施されます。行きはバス、帰りは買い物などで荷物が出来て、タクシーを利用された時などに活用ください。とのことでした。

　急な訪問にも関わらず、丁寧な対応をしてくださった交通政策課のみなさんありがとうございました。

長岡京はっぴぃバス