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【京都府長岡京市】ホログラムアーチ、竹あかり、街ゼミ、実験広場、商店街の未来にユニークな意見続出!

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「商店街の入り口にあたるアーチをホログラムにしては」「子どもたちや高齢者が楽しく集まるような駄菓子屋さんを商店街で作っては」「段ボール迷路作ろう」「商店会のお店の伝統技術を体験できる街ゼミをやろう」「アーチを竹あかりにして、夜は竹あかりの街灯を灯そう」「朝ごはんをみんなで持ち寄って食べる会をやろう」とワークショップ形式の対話で、参加者からユニークで新しい気づきもある意見が次から次へと出されました。

 「始動新生セブン! ここからどーする!」と題して、京都信用金庫長岡支店2Fコミュニティホールで開催された、セブン商店会「未来予想図委員会第三弾」でのことです。参加者は商店会の会員のみならず、商店街内の住民や村田製作所はじめ地元企業の人たち、近隣商店街や創生センターの人たち、メディア関係者など。

 2022年4月26日に新会長に就任したフルート奏者の三井奈美さんが、「セブン商店会は、あと2年で50周年を迎え、アーチの老朽化による撤去、コミュニティー広場の市への返還など大きな転換を迎える。今後の活性化に向けて、商店会の中の人も外の人も大いに意見を寄せてほしい」と力強く挨拶しました。

フルート奏者の三井奈美さん
フルート奏者の三井奈美さん

 林定信前会長から、「こんな歩みでここまできた」と題して、会員数も20数店舗まで激減し、閉鎖の危機さえ叫ばれた6年前に「未来予想図委員会」を立ち上げ、ハロウインや音楽パレード、立ち呑みセブン始め、地域を巻き込んださまざまな取り組みを行ってきたことが報告されました。セブン商店会は、保育園や医院、アーティストなどこれまでにない繋がりを強め、会員数も78店舗まで躍進しています。

林定信前会長
林定信前会長

 林前会長は、「6年間を通じて、人と人の交わり、絆が大事と痛感しました。会員数は増えたけど、これから課題はまだまだあります。新しい商店街を創っていく必要があります。三井新会長の下、ここからどうするかみんなで考えてほしい」と呼び掛けました。

 流通科学大学の新雅史先生は、「今、企業もネットワークに注目している。自分の組織の中だけだと情報が限定される。そこの組織だけやりくりしようとしてどんどん衰退していく。外から情報や人材も調達することを考えないと組織すら守れない。商店街の組織を守ろうとするのではなく、ネットワークを作ることが大事。」と話しました。

流通科学大学の新雅史先生
流通科学大学の新雅史先生

 最後にワークショップで各グループから出された意見を代表者が発表しました。終始明るい笑顔に包まれた元気の出る会となりました。今後2年間かけて取り組みが進められます。ますますセブン商店会、商店街から目が離せませんね!

 セブン商店会は阪急長岡天神から北に続く、7の形をしたセブン通りを中心とした周辺の、現在7店舗からなる商店会です。かなりの広範囲に亘りますが、商店ばかりではなく、周りにマンションや住宅が多数混在する特徴的な商店街です。

セブン商店会 (外部リンク) 

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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