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【京都府長岡京市】地元に愛されるFM局の人気パーソナリティーは放送局長でした。地域貢献への思いとは!

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 JR長岡京駅前のバンビオ館にある「FMおとくにMHz86.2」のスタジオで、2022年6月21日(火)の10:30から放送される「さわやかおとくに」をリハ中に取材に訪れると放送前の緊張感に包まれていました。この日、地元長岡京市でHealing Office ダイアモンド369を運営する食通セラピストのAKANEさんがパーソナリティーをめざしてアシスタントデビューするからです。

 月曜日から金曜日まで毎日放送される同番組のパーソナリティーは、 がんちゃんとだーちゃんからなるバンブーショットのお二人です。朝の情報番組として、毎日の天候や行事案内などの基本情報を提供するとともに、曜日によって健康、長岡京市や市議会情報、私の会社やお店の紹介、星座の話などのコーナーが設けられています。

 この日のゲストは、向日市観光交流センターまちてらすMUKOの中にある旅行代理店株式会社ツアーポート向日町駅前店の北澤元悠さん。コロナ禍から日常生活が徐々に戻りつつある中で、5月のゴールデンウイークは大盛況。それ以降、問い合わせが相次いでいると言います。淡路島などが人気だそうです。タクシーを組み合わせたお得なツアーなど、7月から近畿全域に拡がる県民割をうまく利用したプランなど役に立つお得情報が紹介されました。

 そしてこのさわやかおとくにのパーソナリティーのがんちゃんこそが、FMおとくにを立ち上げた岩木勝二さん、現放送局長なんです。地域貢献にかける篤い思いを語っていただきました。

 FMおとくには、3年半前、現在の中小路市長の1期目に公約にも掲げられていた、「災害や緊急時などに拠点となって市民に役に立つコミュニティーFM局を」との趣旨で立ち上げられました。誰がするかとなった際に当時、街おこしのイベント企画などを手掛けていた岩木局長とだーちゃんこと小田智史さんに白羽の矢が。独立性を保つため行政の補助等には頼らず、一般社団法人として「乙訓地域の人たちと一緒に自分たちで創って自分たちで放送してきた。」と言います。

 現在活躍するユニークなパーソナリティーたちも、「外からプロを招請するのではなく、自前で地元民を一から育て、アーティストはもとより、地域の様々な分野で活躍する地場産業や住民の人たちと一緒に地元の人に聞いてもらう番組を創り上げてきた。」のだそう。

 2018年12月2日に始まったFMおとくにも現在は、JR長岡京駅前のバンビオ館とイオン桂川サテライト、阪急長岡天神駅前PUB GUMP内にオープンスタジオを有します。PUB GUMPは実は岩木局長の経営するお店です。

 コロナ禍でも、FMおとくには、市民目線で様々な情報を発信し、本来の役割を発揮をして大活躍しました。岩木局長は、阪神淡路大震災の際に地域の細かな情報を伝える手段がラジオだったこと、以来、全国に500のFM局が出来てきていることも例に出して、「ラジオ局を創りたかったのではなく、地域のコミュニティー放送をしたいんです。乙訓地域の人に話しかけるような番組をつくっています。これからも、街の情報を街の人で創って、街の人に聞いてもらい愛される放送を続けていきたい。」と意気込みを語ってくださいました。

 今後もFMおとくにの放送に目が離せませんね!

FMおとくに長岡京バンブースタジオ(外部リンク)京都府長岡京市神足2丁目3−1 

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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