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【京都府向日市】観光拠点の地産地消にこだわった身体の中から綺麗になる手作りランチやスイーツが人気! 

伊波多玄以(HOTSUU)地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 地元向日市の契約農家から仕入れた野菜やこだわりの素材で、贅を尽くしたランチや手作りのこだわりスイーツやスムージーが楽しめると評判の「cafe6」を2022年6月23日に訪れました。店舗は向日市の観光交流センター「まちてらすMUKO」の1Fにあります。2020年11月14日のセンターオープンと同時に開業しました。

 まちてらすMUKOの玄関を入ると、地元農家から届けられた新鮮な野菜や果実などが溢れんばかりに並べられています。その横にパーテーションのみで仕切られた、天井も高く明るく開放的な空間が広がっています。親子づれやベビーカーでも入れるようにと導線もちゃんと考えられています。

 そんなcafe6で、まずはランチメニューの「ラザニアプレート」をいただきました。かぼちゃの豆乳冷製スープになんじゃこれ! とびっくり。野菜の自然の甘さが山下豆腐店の濃厚豆乳に絡まって体にしみこむような感覚で、ほんまに美味い。メインディッシュのラザニアは、自家製ミートソースが掛けられた、チーズたっぷり熱々の生地から野菜など新鮮具材が飛び出してきます。こちらも絶品! 

cafe6提供
cafe6提供

 玄人はだしのメニューの数々、他にもじっくり煮込んだコラーゲンたっぷりの牛すじトロトロカレーや冬に提供していた8時間以上圧力をかけた後、赤ワインでじっくり煮込んだ柔らかい牛タンを使ったとろけるタンシチューには、豆乳でヘルシーに練り上げたマッシュポテトが添えられているのだそう。これらは、ストアマネージャーの石橋美加さんを中心とするスタッフのすべて手作りなんだそうです。京都市内の発酵食品の店に在籍していたという石橋さんが体に優しい材料に徹底的にこだわり、前日からじっくり仕込んでいると言います。

 「家族の為にお菓子や料理を作り喜んでもらう顔が嬉しくて、独学で料理を研究してきた」という石橋さん。「いつかカフェをするのが夢だったので、まちてらすMUKOへの出店オファーがあったとき迷わずOKしたんです」と言います。家庭ではできなかった業務用の調理器具なども使えて、さらにレパートリーが広がったと言います。ご主人は、向日市で「鉄板とお酒 久蔵」を営んでおられます。

 そんなcafe6が、特産品の少ない向日市のご当地プリンにと開発したのが、「ムコマチプリン」です。ミルキーなソフトクリームと、きび砂糖を使ったやさしい甘さのプリンが、食べ進めると絶妙に交錯して美味いんだわこれが。さらに、季節のフルーツパフェや創作のタルトが人気で、開店早々に売り切れる事も多々あるのだとか。砂糖不使用の「豆腐のレアガトーショコラ」もあります。「cafe6」は、タルト、パフェ、プリン、ランチ、ケーキとそれぞれにリピーターがいる人気店です。

 また、現在復活プロジェクトが進められている、かつて向日市で発祥し隆盛を誇った、こしひかりやひとめぼれの元祖米「旭米」の米粉を使った「ロクのベイクドチーズケーキ」も優しい味で美味しいと大好評です。旭米を使ったクラフトビール「新次郎」も販売元の梅原酒店とcafe6で購入することができます。美味しくて体にもいい、これが一番ですよね。

 石橋さんは、コロナ禍から日常生活が徐々に戻りつつある現状の中で、「インスタなどを見て、全国から来る人も増えつつあります。高校生以来暮らして、子育てもしてきた向日市が元気になってくれることが何よりの喜びです。高齢の方でも、お子さん連れでもゆっくり美味しいものを楽しめるカフェをさらに充実させていきたいですね」と明るい笑顔で語ってくださいました。

cafe6提供
cafe6提供

「cafe6」(外部リンク)京都府向日市寺戸町瓜生22番地の1(向日市観光交流センター  まちてらすMUKO内)075-932-6622

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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