JR長岡京西口に2022年5月26日に新しくオープンした「柔味」さん。敷地9坪の可愛いわらび餅のテイクアウト専門店です。7月6日に取材させていただきました。

　ここのわらび餅は、オーナーの知り合いの粉屋さんを通じて、特別のルートで仕入れた、黒いダイヤと言われる、こだわり抜いた最上級の黒本蕨の色がそのままに美しく輝いて綺麗です。わらび粉とともに炊き上げて、1日かけてじっくり冷やすのが美味しく出来上がるコツなのだとか。

　さらに、京の有名処の和菓子屋さんのほとんどがここから仕入れているといわれる株式会社ヤマグチの国産大豆100％の京きなこをまぶしています。きめが細かく大豆本来の香り、風味があり少し甘さが感じられるのが京きな粉の特徴です。食べてみると、びよ～んとのどごし滑らかなのに歯ごたえもあって、きめ細かいきなこの甘さとの絶妙のマッチィングがすばらしい。めちゃ美味です。

　これだけこだわっているのに、値段はわらび餅一箱税込み600円と、至ってリーズナブルです。実は、お店をプロデュースしているのは、地元神足商店会の鉄板焼き「ふじおか」の店主で、商店会の藤岡良樹会長です。「利益は殆どありませんが、長岡京駅近辺で、名物の手土産を作って地元を盛り上げればとの思いなんです」と話されていました。

　他に、「ブラックティーやわも茶」（600円税込）は。爽やかなティーの風味を楽しんだ後に、大きなストローの中から、タピオカのように美味しいわらび餅がつるっと出てきて楽しい。「黒蜜やわアイス」（600円税込）もあります。冬にはみたらし団子も開発中だと言います。

　「ふじおか」の従業員から抜擢された店長の平井遥さんは21歳、この日シフトに入っていた同級生の髙田巧さんら4人の若者で店を切り盛りされるそうで、挨拶も若々しく元気が良くて、未来を感じさせるお店です。応援したくなりますよね！　ほんとに美味しいです、ぜひ一度足を運んでみてください。

わらび餅専門店　柔味（外部リンク）京都府長岡京市神足1丁目8-12　075-951-1234