明智光秀の娘、玉（のちの細川ガラシャ）にゆかりのある勝龍寺城（勝竜寺城公園）にちなんで平成4年から開催されている「長岡京ガラシャ祭」が3年ぶりに開催されます。2022年11月13日には時代衣裳を着て「玉」の輿入れを再現する行列や各種団体や市民による町衆祝い行列など総勢約1,000人が長岡第六小学校から勝竜寺城公園までの約3kmを練り歩きます。祭りには例年65,000人が訪れます。

　また、行列の出発地点と到着地点の2ヶ所に設けられた特設会場（10時～16時）ではステージショーや模擬店などが出される他、11月5日からはガラシャウィークと称し、主にJR長岡京駅前や中央公民館などで、コンサート、展示、手作り市などを開催します。

　それに伴い、長岡京ガラシャ祭実行委員会では、最終日の11月13日（日）に行われる「戦国絵巻大行列」の配役、行列参加者を募集しています。「なろう戦国人」として募集される配役は、細川玉、細川忠興、明智光秀、明智煕子、細川藤孝などと、家臣、侍女ら。応募締め切りは8月12日（金）まで。お玉と忠興役は、15歳～35歳までの交際中または夫婦のペア応募など各配役への応募条件があります。

　また今年は10月1日に長岡京市制施行50周年を迎えることもあり、特別企画として「夢プロジェクト」も開催されます。戦国武将になって行列に参加する夢プラン１、小さな玉と忠興になって行列に参加する夢プラン2、1組限定で、プロが着付け、メイク、撮影を行う「玉と忠興になってお城で記念写真を撮ろう」の夢プラン３などとなっています。

　また、協賛金の募集も行っています。40,000部作成予定のリーフへの広告協賛（サイズによって金額設定）、1口2,000円の現金協賛、リユース食器活用への協賛1口2,000円、のぼり協賛が青白各1本5,000円、記名提灯協賛10,000円となっています。

　明智光秀の娘・玉（のちの細川ガラシャ）は、「生まれつき非常に探究心に富み、また優れた才媛」（ルイス・フロイスの書簡）「非常な理解力と聡明をそなえた人」（アントニオ・プレネスティノの書簡）であったと外国人宣教師たちの著したどの文献も絶賛する大変魅力的な人物だったようです。また夫となった忠興も信長が「器量秀れ、その志は群を抜いている、今後は武門の統率者になるにちがいない」（綿考輯録）と光秀への書簡で語ったとあります。

　天正六年（1578年）、世は戦国時代、織田信長によって畿内がほぼ制圧され、明智光秀らは播磨・丹波攻略に奔走していました。そのさなか、信長の媒酌により、光秀の娘・玉（のちの細川ガラシャ）は勝竜寺城主・細川忠興のもとに嫁ぎました。

　ガラシャ祭に関して、いずれも詳細問い合わせは、長岡京ガラシャ祭実行委員会（外部リンク）の事務局（長岡京市役所市民協同部自治振興室自治振興係内） 長岡京市開田1丁目1番1号　075ｰ955-9684まで。