「みなさまはじめまして　あなたの魅力と笑顔を引き出す声のHIKARIナビゲーター、あいばきょうこです。京都の向日市物集女からまいりました。猫大好き着物大好きもずめのきょうちゃんとお呼びください。」と澄んだ声、はっきりとした口調で話す自己紹介に聞きほれてしまいました。声のHIKARIナビゲーター相葉恭子さんが、「FMおとくにMHz86.2」にゲスト出演した時の事です。

　向日市在住で、時には声のHIKARIナビゲーター、時にはFMラジオのパーソナリティー、ブライダルの司会もやれば、女性活躍コミュニティーのリーダーとして、各種セミナーの講師もこなす、そしてとうとうインターネットTV番組まで開局して活躍するスーパーレディーがいるよと聞いて、2022年8月22日に取材させてもらいました。

　この日、向日市内の取材場所に訪れると、すでにお待ちいただいていた相葉さんは、しっとり感のある素敵な和服姿でした。まずは人となりを聞いてみました。兵庫県西宮市出身の相葉さんは、家電メーカーに勤務する普通の会社員でした。5年目を迎えたころ、自身の結婚式で挨拶をしたところ、参列していた友人の目に留まり、結婚式の司会を頼まれたところからスイッチが入ったのだとか。アナウンススクールに通い始め、なんと帝国ホテル100人規模が司会業デビュー戦でした。

　その後、「これを仕事にしたい」と思うように。交流会などでの、「みんなの自己紹介が残念だなあ」と思った相葉さんは、自己紹介セミナーなども手掛けるように。「自分の定番の自己紹介を作っておくこと、自分との共通点、興味を持つこと、好きなことが入っているのが大事なんですよ」と言います！

　さらに、会社員時代の情報システム部門で経営企画の経験も今に生きているという相葉さんは、一緒にスクールに行っていた友人たちをさそって個人司会者のMCグループVOCEを立ち上げ、代表に就任します。声のHIKARIナビゲーターの始まりです。以来25年、司会者の育成などもやってきました。2000組以上の披露宴などでの司会を務めてきたそうです。

　縁あって西陣の友禅作家・南進一郎さんとの出会いも生まれ、ワークショップのプロデュースも任されるようになります。着物ショーなど着物を着て司会することも増えました。ミス・アース・ジャパン京都大会 2018・2019 公式スピーチトレーナーも務め、2021・2022には、京都きものPR大使、茶源郷和束町PR大使にも任命されています。

　16年前に、母方の祖父母の実家でもあり、昔からの縁のあった、向日市に帰った相葉さん。女性起業家さんたちのイベントの司会も増えていく中、カメラマンの青山智圭子さんとも出会い、4人の中心メンバーで、夢を叶えたい女性たちが集う「あすもあスマイルmeeting」（外部リンク）も始めます。向日市によって、女性活躍センターあすもあも建設されました。

　様々な活動の情報発信の重要性を感じ、FMGIG西宮ステーションでパーソナリティーを続けながら、2016年5月には、インターネットTV局となるシャナナTV 「和いWayテレビ ～和ヲモッテ輪ヲツナグ～」（外部リンク）の放送を開始しました。2022年8月1日現在で167回のオンエアとなりました。みずからカメラを持って取材にも出かけていくと言います。

　コロナ禍で司会業は完全ストップしましたが、「多彩な活動のおかげでダメージは少なかったんですよ」と話す相葉さん。さらに「この時期にオンラインの仕事を確立できた。」と常にスーパーポジティブです。学生時代はバスケットボール部に所属したという京都のきょーちゃんが今度はどんなシュートを決めてくれるのか楽しみですね！

　京町家えぇ庵　京都市上京区大宮通元誓願寺下ル北之御門町575 お誂え進一郎　2階