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【京都府向日市】麹レシピを体験教室で惜しげもなく公開 麹愛が半端ない薬膳麹士のいる店!   

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 阪急東向日駅から徒歩2分にある「KYOTO HANAKOUJI (京都花糀)」を2022年9月10日に訪れました。生麹、甘麹、塩麹、黒甘麹、味噌(米味噌、白味噌、地元向日市産旭米の味噌他)、甘酒・フルーツ甘酒、フルーツ酵素ジュース、フルーツ酵素原液、果実加工品と店内には所狭しと麹製品が並んでいます。

 「今、日本の発酵食品の麹に世界が注目しています。麹を取り入れることで体の中で酵素が生きて中からキレイになれるんですよ。」と語ってくださったのは、薬膳麹士であり、上級麹士にして、栄養士でもある、京都花糀の野中恵美代表です。ちなみに、麹全般の中で、米麹のみが糀と呼ばれるそう。

 野中さんは、長岡町(長岡京市の前身)で生まれ、栄養士として病院で治療食に携わり7年半勤務。結婚・子育て後にドラッグストアで登録販売者として11年半勤めあげました。その間、「相談を受けた人たちの悩みが複合的なことに気づき、昔の人たちの体のメンテナンスに目を向けた」と言います。

 「麹からできた甘酒のことを知り、麹を知れば知るほどその素晴らしさに魅せられた」という野中さんは、わずか2ヶ月後、博多の上級麹士認定講座に参加して、京都初となる上級麹士となりました。心もカラダもキレイになる麹レシピを少しでも多くの人に届けたいと、2018年8月、この地に「KYOTO HANAKOUJI」をオープンしました。

 イートインメニューもあります。実際に飲んでみましたが、ノンシュガー・ノンアルコールの甘酒はサラッとした飲みごこち。豆乳甘酒はそれよりも少し濃厚な味わいですが、いずれも自然の甘さで美味。抹茶、ほうじ茶、きなこ、珈琲などのラインナップも豊富です。旬果のフルーツをふんだんに使用した、フルーツ酵素のジュースもあります。

 こちらの製品は、自家製の麹を使用することで減糖タイプに仕上がっています。グルテンフリーの糀カレーは、小麦粉や油や水なし、胸やけなしの優しいカレー。見た目はシンプルですが、食べてみると重たくない辛さのカレーがもち麦ごはんに絡んで美味い! 思わず、え~近所やったら毎日来るのに、と叫んでいました。

 フルーツ酵素、味噌、発酵調味料の体験教室やお料理教室を始め、お子さま向けのワークショップなど、麹を活用した様々な教室、麹にまつわる講習会も行なっています。「麹が食卓にあることが普通になる時代にしたい」と薬膳麹士まで取得した野中さんは、現在は、娘さんのひらりさんと一緒にお店を切り盛りされています。

 麹の話を聞くだけでもためになりますよ。ぜひお気軽に立ち寄ってみてください!

「KYOTO HANAKOUJI (京都花糀)」(外部リンク)向日市寺戸町西田中瀬3-2 優伽Ⅱ 075-934-7477

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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