【京都市左京区】早朝6時から営業の70年続く昔ながらの大衆食堂で食べたサバの煮つけが最高に美味!
早朝に所用で東山丸太町、バス停でいうと熊野神社前に出かけた時のことです。まだ6時過ぎなのでチェーン店のカフェでもないかとあたりを見回してみると、大衆食堂の玄関に営業中のポップが掛けられています。昨日、裏返しにするのを忘れてはったんやなとも思ったのですが、ダメもとで覗いてみることに。2023年5月10日のことです。
なんと営業していました。「はとや食堂」の店内は冷蔵ショーケースにずらりとおかずが並べられている昭和にタイムスリップしたような雰囲気ですが、清潔感があって、隅々まで清掃が行き届いてるように感じます。女将さんに聞くと、2代70年にわたってほぼ同じスタイルで続けているのだそうです。
なんといっても大衆食堂の定番、サバの煮つけと手作りオムレツをとって、朝食セットを注文しました。昨今は同様の形式の食堂はなくなったので、ほんとに懐かしさを感じながらまずはサバの煮つけを。これこれ、予想通り美味い。しかも骨が丁寧に取り除いてあります。3日間かけてじっくりつくると言います。
新型コロナ禍も「閉められたら困る」との常連さんに支えられて何とか営業を続けてきました。夜勤明けにタクシーで来る人もいるのだとか。早朝からしっかりとした和朝食を食べることができて大満足でした。
はとや食堂 京都市左京区聖護院山王町43−1 075-771-5595
交差点向かい側には熊野神社があります。弘仁二年(811年)修験道の始祖役小角(えんのおづぬ)の十世僧日圓が、国家護持のために紀州熊野大神を勧請したのに始まります。寛治四年(1090年)白河上皇の勅願により創立された聖護院は、この京都熊野神社を守護神として祟め、別当職を置いて管理しました。
神紋の八咫烏(やたがらす)とは、主祭神である家津美御子大神(素盞鳴尊)のお仕えです。日本を統一したとされる神武天皇を、大和の橿原まで先導したという神武東征の伝承から、導きの神として篤い信仰があります。
太陽の化身で三本の足があり、天・地・人をあらわすといわれています。 よくボールをゴールに導くようにとの願いから、JFA財団法人日本サッカー協会のマークになっていることでも知られますね!
京都熊野神社(外部リンク)京都市左京区聖護院山王町43