明治時代の洋館で京都市指定有形文化財にも指定されている「長楽館」では、新茶フェアを2023年5月20日（土）～6月18日（日）に開催。レストランやカフェでは、「新茶と楽しむ」をテーマに、この時期だけの新茶を使ったフランス料理や洋菓子とのティーペアリングが提供されます。

　「長楽館」は、煙草王と呼ばれた明治時代の実業家 村井吉兵衛の別邸として1909年に建てられた京都のモダン建築です。迎賓館として使用されていた往時の洋館の造りをそのままに、レストラン・カフェ・スイーツブティックとして営業しています。隣接する新館には全６室の客室があり、ホテルとしても人気です。

　長楽館の広報では、「今回の企画では、日本で昔から愛されてきた旬の新茶を、長楽館らしいアプローチで楽しんでいただきたいという思いから、和食や和菓子と合わせて飲むイメージが根強い新茶を、新茶の味わいに合わせて作り上げた洋菓子やフランス料理とのペアリングにて楽しんでほしい」と話しています。

　フェア期間中、長楽館FRENCH LE CHENE（フレンチ ル シェーヌ）では、一保堂茶舗の新茶や玉露、抹茶、ほうじ茶等が長楽館のソムリエがワインペアリングの知識を生かして作り上げたティーペアリングセットとして、フランス料理に合わせて用意されます。

　デザートカフェ長楽館では、新茶とのペアリングスイーツとして、イギリスの伝統的な菓子であるヴィクトリアケーキが提供されます。ヴィクトリアケーキはスポンジケーキにジャムをはさんだ英国発のシンプルな焼き菓子です。さらに「京の新緑アフタヌーンティー」では、一保堂茶舗の日本茶を使用したスイーツや、鮮やかな色合いの旬の野菜を使用したセイボリーがティースタンドを彩ります。

　長楽館BOUTIQUE（ブティック）ならびに長楽館オンラインストアでは、一保堂茶舗の特撰抹茶を使用した、新緑の季節を味わうプレミアムパウンドケーキ「特撰抹茶」が100本限定で販売されるほか、ホテル長楽館では、フェア期間中、初夏の新緑の美しい時期に京都を訪れる方に、京都のお茶を楽しんでいただくための特別ステイプランが提供されます。

　新茶は、その年の最初の新芽を摘み取ってつくられたお茶のことをいい、一番茶とも呼ばれます。収穫時期は地域や気候により異なり、春頃から順に温暖な地域より摘み取りが始まります。冬の間に養分を蓄えて春先に芽吹く新芽は、甘みがあり、若々しく、青々しい特別な味わいです。長楽館にて提供される一保堂茶舗（外部リンク）の2023年の新茶は「青々しい香りと、生命力あふれるエネルギッシュな味。新芽らしいほろ苦さものこる旬の味わい」が特徴です。

　水と氷で丁寧に抽出した、この時期だけの新茶をワイングラスで香りと共に楽しめます。大切な人と贅沢な時間を過ごしてみてはいかがですか！

株式会社長楽館（外部リンク）京都市東山区八坂鳥居前東入円山町604　0755610001