「ちゃんぽんと言えば長崎ちゃんぽんでしょう」と誰もが言うかもしれませんが、実は、日本各地には長崎ちゃんぽんをルーツにしながらも、独自の進化を遂げた「ご当地ちゃんぽん」が数多く存在します。「近江ちゃんぽん」もその中のひとつです。その近江ちゃんぽんを生み出した「麺類をかべ」を継承する「ちゃんぽん亭」が2023年5月24日に地下鉄烏丸丸太町駅の北東角にオープンしていました。

　真新しい木目調に統一された清潔感あふれる店内に入ってみました。さっそく看板メニューの「近江ちゃんぽん」の野菜（中）を券売機で購入してカウンター席へ。野菜の量が3種類選べます。

　出てきたちゃんぽんは噂通り国産野菜がたっぷり。うどんやそばを主体とする麺類食堂で、彦根という土地柄、スープは白濁したとんこつでも鶏ガラではなく、だし汁は削り節と昆布からとった「京風だし」をしようしていた「麺類をかべ」の和風だしをベースにしているだけあって、本場長崎より濃厚な味わいのある黄金スープが特徴です。あっさりした中華めんにほど良く絡んで、これは美味い！

　汁なしやあんかけ、スペシャルちゃんぽんとして、野菜スペシャルや肉スペシャル、海鮮スペシャルといったバージョンもあります。 味玉、きくらげや九条ねぎなどのトッピングも可能です。からあげや中華飯などのサイドメニューも充実しています。

　近江ちゃんぽんは、1963年に彦根で創業した麺類食堂「麺類をかべ」から始まり60年を迎えます。彦根を中心に滋賀県全域に定着し、現在では「滋賀県民のソウルフード」と呼ばれるほどの存在感を放っています。

　場所は京都御所の西、烏丸通りオフィス街の北側となる好立地ですね！　2023年6月1日から3日にはグランドオープン記念として、近江ちゃんぽん（野菜小）が770円のところ550円（税込）で提供されます。

　ぜひこの機会にお立ち寄りください。

ちゃんぽん亭 烏丸丸太町店（外部リンク）　京都市中京区丸太町通室町東入常新横町191アオキ書店ビル１F　075-708-2712