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【京都市南区】蓮の花も見ごろが近づく東寺で五重塔の絶景スポットは都市伝説とともに境外にあった! 

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 東寺東門を入ったところにある蓮池では、 花弁の大きいピンクの花を見事に咲かせていました。見ごろになってきたようです。

 さて、その東寺で新幹線で府外から帰ってきたときに南窓から目に入るのが五重塔です。高さ55メートルで、木造建築物としては日本一を誇り、空海が唐より持ち帰った仏舎利を安置するストーパーとされています。

 まさに京のランドマークタワーとも言われる五重塔ですが、ビュースポットは境外にありました。実は南門から出て少し西に歩いたところにある歩道橋の階段を上がった踊り場です。かつて司馬遼太郎が「東寺で最も好きなのは御影堂と大土塀」とたたえたその土塀越しに撮影すると絶景です。

 こちらには、例によって都市伝説があります。「ここで撮影をしたカップルはうまくいかない」などとも。あるあるの話ではありますが。

 もう一か所、平安時代以来の幅で残存する京都市内ただひとつの小路でもある櫛笥小路(くしげこうじ)と呼ばれる北大門から北総門までの参道。その参道沿いにある観智院の庭園から見る五重塔がいい感じです。特に晴天の際の青空と白い雲と赤松とのコントラストが素敵です! 観智院の本尊「五大虚空蔵菩薩」は圧巻です。

 金堂の薬師三尊、講堂の立体曼荼羅などまさに密教の壮大な宇宙観を物語る素晴らしい仏像たちも目白押しです。ぜひ境内の参拝もしてくださいね!

真言宗総本山 東寺 (教王護国寺)(外部リンク)京都市南区九条町1番地 075-691-3325

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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