京都東映太秦映画村をひとたび中に入ると、そこには、戦国、江戸、明治、現代の街並みが続く異次元空間が広がっています。レンガ造りの明治時代の街並みで路面電車に乗って記念撮影したり、江戸時代の町人長屋や吉原の遊郭の街並み丸ごとのセットに入って楽しんだり、木造のアーチ橋や南蛮品の密輸現場などのシーンによく出てくる廻船問屋や船溜まりなども。

　なんといっても人気なのは、アトラクション広場にある、時代劇やエヴァンゲリオン京都基地などの体験型施設です。東映の俳優さんによる忍者ショーやからくり忍者屋敷、お化け屋敷、立体迷路などもあります。運が良ければ実際のドラマや映画の撮影現場に遭遇することもあります。

　そんな1日中楽しめる映画村で、2023年8月に10日間限定で江戸の町に和の装飾や和灯りが施され、花魁道中が練り歩くナイトイベント「夏の宵祭」が開催されます。「和灯り 花魁道中」では、ライトアップされたオープンセットを花魁道中が練り歩きます。

　「幻想江戸の町」では、オープンセット一帯を優しい和灯りが包み込み、和傘・風鈴・風車など和の装飾も施されます。

　吉原通りがイベント中は「UZUMASA 麦酒ガーデン」に様変わりし、侍や忍者などがおもてなし。子どもたちも楽しめるよう、ソフトドリンクも提供されます。

　「縁日夜市」には、宵祭をさらに賑やかに、キッチンカーや縁日も登場します。

　夏の夜は大人も子どもも映画村に大集合ですね！