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【京都市西京区】山麓で7年続く朝採れ野菜マルシェでほんまもんの美味しい旬の野菜をお得にゲット! 

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 京都盆地西縁の小塩(おしお)山麓に広がる大原野は、京都市内で最大級の農地面積を誇る近郊農業が盛んなエリアです。勝持寺や大原野神社のほか、小塩山中腹には金蔵寺、三鈷寺、善峰寺、十輪寺などの古刹も数多くあって、竹林と広大な田畑が広がっています。

 そんな大原野の農村地帯で開催されている「マルシェ大原野」を2023年9月26日の朝に訪問しました。大原野神社への参道の途中にあるJA京都中央大原野支店前集出荷場には、特産の千両茄子やトウガラシ、オクラ、白菜、水菜といった朝採れたばかりの瑞々しい野菜たちが並んでいます。

 新米のこしひかり西山米、味噌、タケノコ麹といった農家を支える奥様「大原野のかぐや姫」などの 手作りの加工品も。また値段が安い! 千両茄子がごろごろ入って150円(税込)など一袋ほとんど150円から200円の販売です。それぞれ出荷した農家さんの個人名がきちんと記入されています。

 朝一番から地元の人たちが次々と訪れ大盛況です。筆者も購入した千両茄子とトウガラシを家に帰って煮びたしと焼きナスにして食べました。やっぱり旬野菜は自然のうま味と甘みがあってめちゃめちゃ美味しいです。

 大原野農産物直売所(マルシェ大原野)運営協議会の武川粂次会長にお話を伺いました。「この地域の農業を何とか継続、発展したいとの思いから、『なんやかんや大原野』としてチームを作って、地域住民の人たちを中心に、新鮮、安心、高品質な農産物や加工品が買えるマルシェを続けてきた」のだそう。

 2016 年より始まった「マルシェ大原野」も、2023年7月で7 周年を迎え8年目に突入しました。武川会長によると、「来られた方に今年は酷暑だったためトマトは時期早くもうないんですよと正直に伝えます。スーパーで1年中どんな野菜でも揃う時代ですが、地元で採れたほんまもんの旬の野菜は格段に味が違いますよ」と言います。

 10月中旬からは、新ショウガ、下旬からレタスやかぼちゃ、11月に入るとバジル、キャベツ、大根、かぶ、ほうれん草など、秋野菜が出荷されます。そしていよいよ大原野特産の柿の季節がやってきます。

 「マルシェ大原野」は毎月第1・第3土曜日と毎週火曜日に開催されています。ここにきたら野菜の旬がいつかといった学習にもなりますよ。ぜひ一度お立ち寄りください!

「マルシェ大原野」(なんやかんや大原野)(外部リンク)京都市西京区大原野灰方町179 075-331-0211

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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