【京都市西京区】紅葉名所の山麓でまさかのめちゃ美味プリンと親子丼が食べられる養鶏場直営喫茶があった!
朝晩など急に肌寒くなってきました。京都は紅葉シーズンが近づいてきましたね。2023年に注目されてきているのが、善峯寺や大原野神社、正法寺、光明寺や柳谷観音といった西山地域の紅葉です。その善峯道の途中にあり、大原野神社の参道にあたる山麓にポツンとあるのが喫茶「花・SATO」です。2023年10月3日に訪問してみました。
レンガ造りでおしゃれな外観の建物が目に飛び込んできました。朝9時過ぎでしたので、こんな山麓で開いてるのかなと思いましたが、外からでも広々とした店内が伺える開放的な空間が広がっていました。隣は創業から65年になる佐藤養鶏場です。「花・SATO」は、その養鶏所直営の喫茶であり、鶏肉やたまごの販売所です。
大正モダン風のハイカラな雰囲気の店内に入ると、さすが養鶏所併設です。喫茶利用者は季節限定ですが、ゆで卵が食べ放題となっています。そして、上質の鶏のたまごをゆでるとこんなにも美味いのかと思いました。
定食もあるのですが、ここはやはり親子丼でしょう、ということで親子丼とプリンアラモードを注文しました。養鶏場の獲れたて卵を使った昔ながらの卵とじに出汁たっぷりのつゆだく系の親子丼です。なんといってもブリモースと軍鶏を交配させたブリ軍鶏の鶏肉は脂がのってしっかりとしたコリコリ感がたまりません。肉自体に甘みとうま味のある食通好みの味で美味すぎる。
さらに養鶏場の新鮮なたまごで作った自家製プリンは、一瞬スプーンが通らないのではと思わせるほどの弾力があります。通常の数倍の上質のたまごを贅沢に使っているのだそうです。花・ランチ(甘辛いかしわの味噌漬け・サラダ・だし巻・ゴハン・みそ汁)でも、こだわりの鶏肉が堪能できます。
ゆで卵やプリン単独でのテイクアウトも販売所で販売しています。販売所では、すき焼きや焼き鳥などに適したブリモースやブリ軍鶏、懐かしい田舎風の肉質の親かしわややわらかい若かしわなどのこだわりの鶏肉が提供されています。
佐藤養鶏所は現在で4代目。喫茶を切り盛りする4代目の姉の佐藤友美さんは、「短期間で育つように改良されて、一般的に出回っている鶏肉ブロイラーと違って、改良していない昔ながらの鶏を長期間で飼育し、うま味が絶頂に達する直前で捌く伝統技法を継承しています。スーパーの鶏肉との違いを実感してもらえたら」と言います。 どうりで美味いわけです。
柴犬たちが遊んでいるテラス席の向こうには、竹林と田園と周りの山々が見渡せるのどかな風景が広がっています。
紅葉シーズンの名所観光の際にはぜひ立ち寄ってみてください!
喫茶「花・SATO」(外部リンク)京都市西京区大原野灰方町387 075-332-1752