【京都市西京区】無くしたくない京の端っこ大原野山麓の軒下野菜販売が新鮮でめちゃ安 農家数は減少!
京都盆地西縁の小塩(おしお)山麓に広がる大原野は、京都市内で最大級の農地面積を誇る近郊農業が盛んなエリアです。勝持寺や大原野神社のほか、小塩山中腹には金蔵寺、三鈷寺、善峰寺、十輪寺などの古刹も数多くあって、竹林と広大な田畑が広がっています。
そんな大原野の里でかつて盛んだった農家の軒下販売を探して2023年10月11日に訪ね歩いてみました。
まずは西京区内で長岡京市との境に位置する右京の里辺りにありました。ちょうど昼前だったこともあってすでに売り切れでしょうか? ふわとろ長なす、オクラ、キュウリはありません。大原野名産の千両なすをゲットしました。それにしても1袋100円って安すぎでしょ!
もう1件は上里近辺に。こちらには、万願寺とうがらしとゴーヤがありました。やはり一袋すべて100円の張り紙があります。偶然居合わせた農家の方に話を伺うと、「この辺やうちの実家の桂もそうやけど軒下する農家は減ったなあ。農家自体も減っとるし、いろいろあるしなあ」とのことでした。
善峯道の灰方へ向かう道沿いにも1軒見つけました。万願寺とうがらし、ピーマン、キュウリ、水なすの他に、こちらには超ビッグサイズの長なすがありました。2本で150円とは格安です。
大原野唯一の大型量販店のスーパーマツモトやコーナンへ向かう道沿いにある北上里でも1軒見つけました。こちらにはニンニクや本ゆず、間引菜などがありました。こちらでも農家の方に伺うと、「朝採れを毎日持ってきているので形は悪いかも知らんけど新鮮やで」と言います。
どうやら昼前ぐらいが商品が揃っているようです。またJA京都中央大原野支店前では「マルシェ大原野」が毎月第1・第3土曜日と毎週火曜日に開催されています。こちらもほとんどの野菜が1袋100円から150円で提供されています。
のどかな田園風景が続く京の西の果ての山麓を散策しながら、たくさんの野菜をゲットできました。やまほど買って1000円になりませんでした。諸物価高騰の折、こういうのもありなのでは!
右京の里 京都市西京区大原野上里男鹿町