TauT（トート）広場を中心とした阪急洛西口駅から桂駅の高架下は、2015年12月に阪急電鉄と京都市が締結した連携協定に基づいて、「駅は街の縁側」をコンセプトに阪急洛西口駅から桂駅の間の高架下を活用した様々な飲食店や施設、コミュニティー広場などが整備されています。そんな高架下を2023年10月25日の夜8時過ぎに歩いてみました。

　さすがに改札降りて直ぐのケーキショップ「Lefruitier」やパンとカフェ「Mére」、「subako食堂」、「京都とんたま洛西口店」は営業終了していました。割烹レベルの味の立ち呑みスタンドの「すいば洛西口店」が開いていました。「焼きアナゴのアテ」と「貝柱の酒盗」で軽く一杯。やはり美味しい！

　さらに桂駅の方へ向かって歩きます。横断歩道を渡ると昼間は行列のできる店が2軒あります。「自家製生パスタとチーズケーキ　ひより　阪急洛西口店」は灯はついていましたが、ラストオーダーは終了のよう。「ちいかわ×阪急電車コラボ限定クッキー付きケーキセット」は11月13日までやっています。

　お隣の「京都麺屋たけ井TauT阪急洛西口店」は、京都府城陽市の店舗を本店に、京都や大阪で5店舗を事業展開する「麺屋たけ井」の店舗になります。ランチタイムは大行列でこれまで入ることができなかったのですが、この日はすんなりと入ることができました。この時間なら大丈夫かと思っていると、偶然タイミングが良かっただけのようで、直ぐに満席になり、待ち席に座る人たちも。

　メニューを見ると推しのラーメンは「特製つけ麺」と「淡麗塩ラーメン」のようです。洛西口店限定メニューの「特製淡麗塩ラーメン」と「よだれ鶏」を注文しました。水戸産わら納豆やメンマ、唐揚げ、餃子などトッピングも色々揃っています。

　「特製淡麗塩ラーメン」には、チャーシューや鶏もも肉のグリル、あさり、白髪ネギ、三つ葉、味付け煮卵が載っていて見た目も豪華です。透き通った清湯スープを口にしてみると、さっぱりした嫌味のない魚介のうま味がぐっと広がります。創業者自ら足を運び、各地から厳選した大量の上質食材を、80度程度でじっくりと焚いて旨味を凝縮させた豚骨魚介スープなのだそう。

　厳選した小麦粉だけを使用し、独自の製法で作った細い自家製麺が、そのスープに見事に絡んでいきます。表面がかりっとした鶏のグリルやあさりなど上載せ具材にもスープが絶妙にしみ込んで美味。「こんな美味しいラーメンあったんや」と感じました。創業者がつけ麺の超有名店で修業した後に開発したという「特製つけ麺」も大人気のようですので次は必ず食べたいと思います。

　さすがにこの店より桂駅よりは街灯だけの薄暗い感じでしたが、満足感いっぱいで阪急電車に飛び乗って帰宅しました。ぜひ1度は行ってみてください！

「京都麺屋たけ井TauT阪急洛西口店」（外部リンク）京都市西京区川島六ノ坪町59ｰ2　 075-391-3633