【京都市上京区】北野天満宮のお膝元で地元商店街に貢献したいと自転車屋さんが始めた合格カレーパンが人気
北野天満宮のお膝元、ハロウィンイベント開催中の「北野商店街」を2023年10月29日に歩いていると、新しい店舗に出会いました。商店街の中心となる七本松一条通の広場の南西にある空き地に出されていた電車のようなキッチンカーです。
ホットドッグやアメリカンドッグとともに、「きたの合格カレーパン」のポップがありました。「お子様でもおいしく食べられるコク甘カレーを使用。朝から生地を捏ね上げてます。作り立て揚げたて」と解説してあります。
食べてみると、薄い衣が綺麗に揚げてある中からこしあんのような食べやすいカレーが出てきて美味しい。学問の神様の菅原道真を奉る「北野の天神さん」に因んでいます。
もう一つ気になったのは「プルドポークドッグ」です。プルドポークとは、豚の塊肉をほろほろになるまでじっくり火を通し、やわらかく肉汁たっぷりに仕上げて、細かくほぐしたアメリカのソールフードです。「炙りチーズのせ」がお薦めです。
「JAM JAM KITCHEN」は、実は商店街の自転車屋さん「 Cycle Village Jam & Jam」が家族で運営しています。商店街の役員などもしてきたオーナーの片桐義明さんは、「だんだん元気になってきた商店街でさらに地域の活性化に貢献したい」と飲食店の出店を決意。まずはキッチンカーでの営業から始めたのだそう。
毎週火曜日と水曜日だけ、この地で営業しているほか、イベントなどで地域へ出かけて行くこともあります。2023年6月に営業を始めて以来、毎回買いに来る常連さんも増えてきているのだとか。様々な合格試験を控えている皆さん、ゲン担ぎにいかがですか!
さらに東へ歩いていくと、こちらも見かけなかった店を発見しました。看板には「きたのま」とあります。2023年7月にオープンした、株式会社「くらしの伴走者」が運営する私設図書館です。個々人が本棚のひと区画のオーナーとなって「他の人にも読んでほしい」自分の書籍を置くことができます。
新山隆司社長は、「みなさんが迷った時にヒントに出会えるような、インクルーシブまちづくりのハブになるような、そんな宝庫を目指したいです」と語ります。
どんどん魅力的になっていく北野商店街にぜひ足をお運びください!
JAM JAM KITCHEN(外部リンク)京都市上京区一条通七本松西入東町41
「きたのま」(くらしの伴走者)(外部リンク)京都市上京区三軒町68 075-432-7471