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【京都市中京区】羽釜炊きのご飯で握った絶品のおむすび朝食が美味いおともと味噌汁とともに食べられる店!

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 美味しい朝食を求めて、京都市役所周辺を歩いていた2024年3月10日、寺町通りを御池側から下がってみると、本能寺の南隣に外観からでも明るく清潔な店内の様子が伝わってくる「 羽釜おむすび 白々(ぱくぱく)寺町御池」を発見しました。

 早速に入ってみることに。どんと存在感のある大きな羽釜の前におむすびが居並びます。ショーケースの前にテーブル席が6席あって、こちらでイートインできます。俵むすびの上に梅おかかや万願寺の炊いたん、鮭と青菜の炒めや豚ごぼうのしぐれなど様々な具材が載せられています。どれもおいしそうで選ぶのに苦労するほど。

 わかめとちくわの炒り煮のおむすびと総菜コーナーからだし巻きを注文しました。この日の日替わり味噌すーぷは、彩野菜と卵のかきたま味噌すーぷでした。曜日に応じて、豚肉とタケノコの酒粕入り健康美味噌すーぷや甘みとコクが癖になる鯖とごぼうの豆乳味噌すーぷなどがあります。

 オープンカウンターですので、厨房で丁寧に手で握っている姿を眺められます。塩の効いたおむすびは、出汁の香りとともに米が一粒一粒立っています。零れ落ちる寸前でくっつきあっているような絶妙の炊き加減が最高です。足立波瑠子店長に伺うと京都のコシヒカリと富山のお米を独自ブレンドし、出汁を加えて熱伝導性の高い羽釜でじっくり炊き上げているのだそう。

 おともも全て厨房で手作りのオリジナルレシピということで、京都らしい上品な味付けでほんとうに美味しい。野菜のたっぷり入った味噌すーぷも「まさにおむすびにはこれですよね」と言わせる美味しさです。

 足立店長によると、「富の象徴である俵をかたどったおむすびにすることでお客様の毎日が幸せになるよう願って形にこだわっている」のだとか。「お米やお出汁の薫る和食ファストフードを作ろう!」という想いで、当初はお持ち帰り専門店として出店したといいます。

 朝限定の朝がゆや、季節の甘酒スムージー、ベトナムのSHIN Heritageさんからの輸入による新鮮な珈琲、さらに厳選したおむすびに合うお茶なども用意されています。まさに至れり尽くせりですね! 店舗の入り口に掛けられているのれんに描かれた「三つの円(縁)」は、太陽と人と大地の恵みと米・塩・出汁のハーモニーも意味します。

 値段も至ってリーズナブルです。ぜひ1度お立ち寄りになってください!

「羽釜おむすび 白々(ぱくぱく)寺町御池 」(外部リンク)京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町510-2 075-606-5552

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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