【京都市西京区】商店街の真ん中で40年続く豆腐屋の陽気なおかんが作る豆腐料理がめちゃ美味しくて大人気
【昭和男子の商店街紀行】洛西ニュータウンの真ん中にある35年続く商店街「洛西福西商店街」を2024年3月15日に訪ねてみました。同商店街は、洛西福西会館や京都大枝北福西郵便局、京都信用金庫洛西支所、スーパーマルシゲなどもある福西センターの中にあり、酒屋さんや電気屋さん、豆腐屋さん、スタジオや喫茶、接骨院など十数軒が軒を連ねています。
この地で営業を初めて25年になるという「てくのハウス MAKINO」には店内にどんと55インチのテレビが数台置かれていました。奥様に話を伺うと、最近は6畳の間に大型テレビを置く人も多いのだとか。「うちは近所に家電量販店などもないため、顔の見える店で買いたいと拠り所にしてくださる方も多いので、地域の要望に応えて頑張っています」と話してくださいました。
商店会長は、「この地域は、かつては市場になっていて、魚屋さんや八百屋さんももちろんあって随分と賑わいをみせていたんですけどね、やはり後継者不足などで閉店もあいつぎましたね。商店街だけではなく地域全体で活性化しないと難しい現状はある」といいます。
真ん中あたりに商店街の創設より早く、この地で40年続く豆腐屋さん「京仁助」があります。消泡剤や保存料等の添加物は一切使用せず、良質の国内産大豆と、桂川の伏流水と天然のにがりだけで一から作る職人の豆腐や手揚げのお揚げさんは京の一流の料理人からも愛される逸品ぞろいです。
2Fに併設された「豆腐料理にすけ」がちょうどランチタイムでしたので入ってみることに。広々とした和室を中心とした落ち着いた店内で、陽気で気さくなおかんが迎えてくれました。京仁助の奥様でご子息の誠さんとともに2Fのにすけを切り盛りする宮本千賀子さん(72歳)です。
ランチメニューはあげだし豆腐ランチ、にすけランチ、にすけスペシャルランチの3種類。この日はにすけランチを注文しました。京仁助の豆腐をふんだんに使った豆腐料理です。文句のつけようのない絶品のおぼろ豆腐はもちろん、今日のコロッケは卯の花コロッケでしたが、これがまたさっぱりしているようで、しっかりとうま味が広がってめちゃうまでした。
「人と話すのが大好き」という千賀子さんが「やってみたい」と思い立って20年前に始めたのがこの店です。今では、遠くから健康的で美味しい豆腐料理をと探し求めて来店する人も増え、「いろんな人と出会えて毎日が楽しいんですよ」と明るい笑顔で語って下さいました。
ランチを食べると1Fの豆腐屋さんで、1品が半額になるチケットをもらえました。これはお得です。ちなみに宮本さんご夫婦は二人とも石川県出身だそうで、石川県には豆腐屋さんが多いんだそうです。
話しているだけで楽しくなるおかんの豆腐料理をぜひ食べにいらしてください!
豆腐料理にすけ(外部リンク)京都市西京区大枝北福西町3丁目2-19 075(332)8828