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浦和レッズが埼スタで鹿島アントラーズを破り、リカルド監督の47歳のバースデーを勝利で祝う

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命Jリーグ第7節、浦和レッズ対鹿島アントラーズ戦が、さいたま市にある、埼玉スタジアム2002にて行われた。

浦和レッズはここまでリーグ戦6試合を戦い1勝2分け3敗の13位。鹿島アントラーズも5試合を消化して1勝1分け3敗の15位と、ともに序盤戦は本調子とはいかないスタートとなった。

しかし過去にも幾度も熱戦を演じてきた浦和レッズと鹿島アントラーズの注目の一戦。サポーターもこの一戦に向けて、スタンドを赤く染めて、URAWAの文字を描く”ビジュアルサポート”で選手たちを迎え入れて、コロナウイルス感染拡大防止措置のため、1万人上限の制限となっているスタジアムを感じさせない雰囲気での試合となった。

試合は、インターナショナルマッチウィークにより、2週間の中断期間で万全の準備をしてきた浦和レッズが、主導権を握って、チャンスメイク。すると36分に、浦和レッズに今季新加入の二人が仕事をする。DF西大伍の右からのクロスを逆サイドで受けたMF明本考浩が左足で決めて先制した。

今季、栃木SCからレッズに移籍をしてきた明本選手は「本当に良いボールでしたし、流し込むだけでした。チームとしても良いゴールだったと思います」と、自身のJ1初ゴールを喜んだ。

このまま良い形で終わりたいレッズだったが、前半アディショナルタイムの46分に鹿島アントラーズもDF関川郁万がセットプレイからヘディングシュートを決めて同点に追いつき、1-1で前半戦を折り返した。

後半に入り、勝利を目指した両チームが一進一退の展開。試合が動いたのは62分。FW武藤雄樹のパスに抜け出たMF明本考浩がペナルティーエリアで倒されてPKを獲得。DF槙野智章がPKを決めて勝ち越しを決める。

69分には、山中亮輔の左サイドからのクロスを合わせた、関根貴大がヘディングシュートを決めて3点目!かと思われたが、その前のプレーでハンドがあり、今季から導入されているVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によって、得点が取り消しに。

試合はこのまま終了をして2-1で浦和レッズが勝利。この試合が行われた4月3日はリカルド・ロドリゲス監督の47歳の誕生日。このバースデーを祝う、リーグ戦4試合ぶりの浦和レッズの勝利となった。

リカルド・ロドリゲス監督は試合後、「すごく良い試合になったと思います。今は攻守ともに成長している段階だと感じています。ありとあらゆる部分が成長しているのかなと思います。このままパフォーマンスを高めながら続けていければ」と、笑顔を見せた。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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