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興梠慎三が今季初ゴールも浦和レッズ4連勝ならず

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第16節、浦和レッズはリーグ戦3連勝で勢いそのままに、アウェイ広島に乗り込んでサンフレッチェ広島との一戦を迎えた。

試合を動かしたのは、またこの男だった。15分、MF汰木康也の折り返しのクロスを中央で、FWキャスパー・ユンカーが合わせてリーグ戦4試合連続ゴールとなる、今季5ゴール目で浦和レッズが先制した。しかし23分、広島のMFハイネルがコーナーキックを直接決めて、サンフレッチェ広島が同点。試合を振り出しに戻した。前半はこのまま1-1で終了した。

後半は、広島ペースで試合が進むが、得点には至らず。すると、後半85分浦和にチャンスが訪れる。FW興梠慎三がヘッドで折り返したボールを、広島のDF荒木隼人がハンドの判定を受けてPKに。このPKを興梠慎三がそのまま決めて、今季初得点で逆転に成功した。

興梠慎三は通算158ゴールとなり、歴代単独3位に。試合後、興梠選手は「レジェンドの人たちと肩を並べるような記録を出せたことは嬉しく思いますし、まだ上には上がいますので、次に近い所では佐藤寿人さんの161ゴールがあって、それを今年抜けたら良いなと思っているので、それを目指しています。あと毎年言っていますが、チーム、個人としてもタイトルが欲しいので、そこを目指して頑張っていきたいと思います」と、ゴールを喜んだ。

これで勝負が決したかと思われたアディショナルタイム92分。広島のMF川辺駿が右足を振りぬき、ミドルシュートを決めて、2-2の同点。試合はこのまま終了して、2-2の引き分けとなった。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「最後の最後で、勝ち点1になってしまいましたが、試合の中でやり方を変えたり修正をしながら、特に最後の時間帯は試合を通して一番、流動的に出来たのかなと思います。そういった所の変化を出しながら、選手も変えながら、試合の中で変化をつけながらやってきました」と試合を振り返った

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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