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浦和駒場で浦和レッズが富山を破り、天皇杯3回戦に進出(さいたま市浦和区)

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

天皇杯 第101回全日本サッカー選手権大会。浦和レッズは2回戦からの登場。カターレ富山を迎えての久しぶりにさいたま市浦和区にある、浦和駒場スタジアムでの開催となった。

試合は、序盤からJ3リーグ首位と好調の富山が勢いそのままに、格上の浦和に愚直に挑むサッカーを見せた。しかし浦和も最後の所では仕事をさせず、富山はシュートを打つ所までは持ち込めない。逆に浦和はカウンターからチャンスを作り、何度か決定機を作り出すも、粘る富山の好守により、ゴールは奪えず、前半は0-0で折り返した。

後半、浦和レッズが徐々に形を作り、ゴールに近づくが、富山がゴール前で粘り強い守備を見せてゴールを割らせず。終盤までヒリヒリした展開となり、富山のクロスボールがあわやゴールに、という場面もあったが、GK西川周作が左手でボールをかき出してファインセーブで、事なきをえた。

西川周作選手は「毎試合、試合に入る時に、どんな相手でも3回はピンチは来ると思って挑んでいるので、ピンチらしいピンチがない中で、やはり一本あったなという感覚と、あそこで自分で仕事をするか、しないかで結果が変わってくるので、チームで勝利ができた。0で抑えられたということが良かった。天皇杯はアジアも掛かっている大会なので、全員で取りに行きたい大会だと思っています」とあの場面を振り返った。

そして、終盤に試合が動いた。後半80分、ユンカーが中央で受けるとディフェンスをかわして左足を振りぬいて先制ゴール。デンマーク人ストライカーがワンチャンスをモノにした。

試合はこのまま終了。1-0で浦和レッズが勝利をした。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「相手のカターレ富山がすごく良いチームで、戦って走るチームですし、戦術的にも整理されているチームでしたので、その相手に対してなかなか崩すもののゴールまでは、という時間帯が続きましたが、その中でもチャンスは作れていましたし、ゴールも取れました。1-0という結果になりましたが、チャンスの数を考えれば次に進むのにふさわしい試合をしたのかなと思います。選手達はみんなが一生懸命戦ってすごく良い戦いをしてくれたと思っています」と、試合を振り返った。

これで浦和レッズは3回戦に進出を決めて、SC相模原との一戦に挑むことになった。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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