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浦和レッズがルヴァン杯準決勝第2戦に0-1で敗れて、5年ぶりの決勝進出を逃す

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

ルヴァンカップ準決勝。浦和レッズは2016年以来の決勝進出を目指して、大阪に乗り込んで、セレッソ大阪との第2戦に挑んだ。

試合は前半、第1戦同様にハイプレッシャーをかけて、主導権を握るセレッソ大阪と、それを掻い潜る浦和レッズの試合展開に。互いにゴールに迫るが、ゴールまでは奪えず、前半は0-0で折り返した。

第1戦は1-1で終えているため、1点をどちらが奪うかで勝負が決まる展開。試合を先に動かしたのはセレッソ大阪だった。後半8分、左サイドからのクロスを受けたFW加藤陸次樹がダイレクトで放った自らのシュートの跳ね返りを再度、右足で振り抜いてセレッソ大阪が先制した。これで2戦合計スコアは2-1になった。

まず1点を奪い返したい浦和レッズは、選手交代で変化をつけてチャンスを作りだす。後半41分には準々決勝で逆転のゴールを決めたDF槙野智章を最前線に入れてパワープレーを仕掛ける。

しかし、セレッソ大阪が粘り強い守備で守り切り、1-0で試合終了。2戦合計スコア2-1でセレッソ大阪が決勝に駒を進めた。浦和レッズは惜しくも5年ぶりの決勝進出とはならなかった。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「1点、2点を取るチャンスがありましたが、最後に決めきることが出来ませんでした。ルヴァンカップをここまで争えたのは良かったと思います。もちろんタイトルを獲ることが理想で、それをサポーターの前で見せることが出来れば良かったですが、それはそうはいきませんでした。リーグ戦、天皇杯とACLに出るための切符が残されているので、そこに集中して取りに行けるようにしたいと思います」と、試合を振り返った。

この大会のGKとしてチームを引っ張ってきたGK鈴木彩艶選手は「埼玉スタジアムに戻って決勝に出るということが、このゲームの目標にしてきたので、そこを達成できずに本当に悔しいです。チームとして目標にしてきたことをまず一つ達成できなかったので、残りリーグ戦を3位以内、天皇杯を優勝するという所を目指しているので、この経験をチームに還元できるようにやっていきたいと思います」と、敗戦を悔やみながらも次に向けて意気込んでいた。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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