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浦和レッズがアウェイで鳥栖に完封負け 今季4敗目で厳しいスタートに

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第4節。浦和レッズはアウェイに乗り込んでのサガン鳥栖戦に挑んだ。前節、浦和レッズは今季初勝利を挙げて連勝を狙いたい一戦となった。

前半は、鳥栖が主導権を握る時間が続き、鳥栖がゴールに何度か迫るも、浦和も最後はやらせず、スコアレスで前半を折り返した。

後半、浦和も選手の立ち入りを変えて流れを取り戻しにかかる。後半早々にビックチャンスを作るが、FW明本考浩が放ったシュートは相手DFにブロックされて、決めることができなかった。

試合後、明本選手はこのシーンを振り返り、「後半、僕のビックチャンスで決めきれないとこういう試合になってしまうので、責任を感じている」と反省しきりだった。

1点を争う展開が続き、互いに選手交代も行う中で、70分に試合が動いた。左サイドからのクロスを途中交代で入った、FW垣田裕暉がヘディングで決めて、サガン鳥栖が先制する。

浦和はFWキャスパー・ユンカーを投入して、1点を追いかけるも堅守の鳥栖のディフェンスを最後まで崩すには至らず。試合はこのまま1-0で終了。サガン鳥栖が虎の子の1点を守り切った。浦和レッズは前節、今季初勝利から勢いに乗りたい試合だったが、連勝とはならなかった。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「相手が強くプレスをかけてくる中でプレーするのが難しい状況が特に前半は多かった。立ち上がりから相手に勢いをもっていかれるようなプレスをかけられたと思います。ただ1試合を通しての感想は、結果はどちらに転んでもおかしくない試合だった。しかし最終的に決めきることが出来ずに試合が終わってしまいました。そういった細かい所で勝敗を決するのがサッカーだ」と、悔しさをみせた。

浦和レッズは6試合を終えて、1勝1分4敗の勝ち点4で暫定13位と、優勝を目標に掲げたシーズンで厳しいスタートとなってしまった。戦力も徐々に揃う中で、巻き返しを図る体制を早めに整えたいところだ。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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