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浦和レッズが前半3発快勝で、リーグ戦3カ月ぶりの勝利!J1通算450勝目をあげる

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

インターナショナルマッチウィークによるリーグ中断で、2週間ぶりにリーグ戦再開となった。明治安田生命J1リーグ第17節。浦和レッズはホーム埼玉スタジアムに名古屋グランパスを迎え入れての一戦となった。

浦和レッズは、ここまで2勝9分5敗の勝ち点15で14位と、3年計画の3年目にリーグ優勝を目標に掲げて入ったシーズンとしては厳しい形となってしまったが、後半戦、巻き返しを図るためにも再開となる名古屋戦に良い形で勝利したい一戦となった。

試合は、主導権を握る浦和と、カウンターを狙う名古屋の展開となった。試合が動いたのは前半20分。コーナーキックからDFアレクサンダー・ショルツがヘディングシュートを決めて、浦和レッズが先制をした。さらに22分もリスタートから立て続けにゴールが生まれる。コーナーキックを明本考浩がすらしてファーサイドに流れたボールをMF伊藤敦樹が押し込んで2-0とした。35分には、中央での見事なコンビネーションで、伊藤敦樹のワンタッチパスで裏に抜けたMF関根貴大がGKの股を抜いたシュートで3-0とした。前半は浦和レッズが圧倒して、3-0で折り返した。

1ゴール1アシストの伊藤敦樹選手は「押し込むだけでしたが、やっと今季初ゴールを決めることができたので、素直に嬉しかったです。(アシストのシーンは)練習でもあの形はやっていましたし、関根君が僕に預けて走っているのは見えたので、そこにタイミング良くワンタッチで出せたので、狙い通りでしたし、ゴールに繋がって良かったです」と、活躍に手応えを感じていた。

後半は3点のビハインドを取り返そうと名古屋が流れを押し返しにかかるが、浦和は試合をコントロールをして決定機までは作らせず。後半は浦和もシュートを撃てない展開が続いたが、前半のリードを守り切って3-0で浦和レッズが勝利をして、リーグ戦10試合ぶりの勝利となった。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「今日の試合は完全な試合が出来たと思っています」と勝利に安堵していた。また中断期間で修正を図ってきたことにふれて「今日のプレーの中でも我々が中断期間でやってきたことがピッチの中で見て取れたのではないかと思います。ここまで足りなかった所がしっかりと修正して反映することができたと思います」と手応えを感じていた様子だった。

浦和レッズは後半戦に向けて弾みのつく一勝を挙げるとともに、今日の勝利でJ1通算450勝を達成。これは鹿島アントラーズ、横浜Fマリノスに続く、史上3チーム目の節目の勝利となった。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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