Yahoo!ニュース

浦和レッズが川崎を破りリーグ戦3連勝 伊藤敦樹が1ゴール1アシストの活躍

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第22節。浦和レッズはホーム埼玉スタジアムに川崎フロンターレを迎えての一戦となった。日本代表活動による1週間の中断を明けてのリーグ戦となった。

新型コロナウイルス感染で、浦和レッズはリカルド監督が試合直前に現場復帰。川崎フロンターレも選手が複数人感染して、ベンチ入りは5人しかもGKが3人で、フィールドプレイヤーは2人しかいないというギリギリの状況での試合開催となった。

試合は前半早々の3分、モーベルグが右サイドから上げたクロスをMF伊藤敦樹がヘディングシュートを決めて、浦和レッズが先制した。さらに16分、FW松尾佑介がポストプレーで起点を作ると、再度ゴール前で松尾佑介が伊藤敦樹とコンビネーションをみせると、そのまま右足を振り抜いてゴールを決めて浦和レッズが2-0とした。

1ゴール1アシストの伊藤選手は「1点目はモーベルグ選手が持った時に仕掛けるのは分かっていたので、彼だったら縦に行ってクロスを上げてくれると信じて、あの位置にいました。中が少なくてセンターバックが割れていたので、あそこに入ったら、良いボールがきて、触るだけでした。2点目は、松尾選手が関根選手から良い形でボールをもらって、ここ数試合は自分も横の所まで上がれているので、最初はワンツーを狙ったのですが、松尾選手もドリブルで少し長くなって、自分もシュートを撃とうと思いましたが、相手がきていたので、かわして良い感じのアシストになって良かった」と、ゴールシーンを振り返った。

川崎も2点のビハインドから反撃を試みるも、GK西川周作のビックセーブなどもあり、浦和レッズがゴールを割らせず、前半は2-0で折り返した。

後半も川崎が主導権を握って攻め続けるが、決定的な形を作れず。しかし80分試合が動く。MF柴戸海がペナルティーエリアでMF橘田健人を倒してしまい、PKを与える。このPKをMF家長昭博が決めて2-1とした。危険なスコアとなるが、84分、関根貴大がドリブルで侵入してゴールラインまでえぐった所で、ゴール前でフリーだった岩尾憲にパスを送り、岩尾がダイレクトでゴールに流し込んで3-1とした。このまま試合は終了して、3-1で浦和レッズが勝利した。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「今日の試合はすごく良い入りでした。前半の20分ぐらいで伊藤敦樹、松尾が点を獲ることができて、決定力高くこの試合を出来たと思います。理想を言うのであれば、我々がもっとボールを握ってディフェンスの時間を短くすることができれば良かったと思っています」と、試合を振り返った。

これで浦和レッズはリーグ戦3連勝。序盤戦の遅れを取り戻し順位も暫定8位と、少しずつ順位が上がってきている。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

椛沢佑一の最近の記事