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2年半ぶりの声出し応援の中で、浦和レッズが名古屋を破り、ルヴァン杯準決勝に進出

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

ルヴァンカップ準々決勝第2戦。第1戦は1-1の引き分けで終わって、第2戦で勝負が決する。浦和レッズはホーム埼玉スタジアムに名古屋グランパスを迎え入れての一戦となった。

また今日の試合は、声出し応援運営憲章試合として開催。浦和レッズとしては初の導入となり、2年半ぶりのレッズサポーターの声出し応援の下での試合となった。試合前にレッズサポーターは第一声は浦和レッズコールだった。久しぶりに本当の熱気が戻ってきた埼スタでの試合となった。

試合は、1点を獲らないといけない名古屋が攻勢に出る時間帯が続く。しかし試合を動かしたのは浦和レッズだった。前半32分、MF伊藤敦樹が左サイドからのFW松尾佑介のクロスをヘディングでゴールを決めて1-0、2戦合計スコア2-1とした。浦和レッズはファーストシュートがゴールに繋がった。さらに、前半41分、MD岩尾憲の左からのCKをMF伊藤敦樹が左足でダイレクトボレーで放ったシュートがゴールに突き刺さり2-0、2戦合計スコア3-1とした。前半は伊藤敦樹の2ゴールで、浦和レッズが2-0、2戦合計3-1で折り返した。

後半に入り、名古屋が2点を追いかけて圧力をかける。しかし浦和レッズも守備を固めてチャンスを作らず。試合終盤の後半86分にFW江坂任が中央突破をして、そのままシュート、3-0として、2戦合計スコア4-1としてゲームを決めた。試合はこのまま終了して、浦和レッズはベスト4に進出を決めた。試合後には、久しぶりにサポーターの勝利の凱歌『WE ARE DIAMONDS』の歌声が響き渡る中で、選手、監督は勝利の余韻に浸っていた。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「今日は非常に良い試合が出来たと思っています。前半の30分ぐらいまでは相手に押し込まれる場面がありましたが、その中でも中でしっかりと修正をしながら選手達は良くやってくれたと思います。今日はしっかりと点を獲って非常に良い結果で終わったと思っています」と、試合を振り返った。

また声出し応援がある中での試合については「私はこの浦和の一員として初めて声出し応援をする中で指揮をしましたが、素晴らしい後押しがありましたし、素晴らしい雰囲気だったと思います。我々は11人ではなくて12人、サポーターとともに戦っていて、それが力になったと思います」と、サポーターの後押しに感謝した。

ルヴァンカップベスト4に進出した浦和レッズは、来月セレッソ大阪と準決勝で対戦。決勝進出に向けてホーム&アウェイで争われる。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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