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【佐賀県 唐津市】唐津に移住して開業!地産地消にこだわる日本料理の店が東城内に〈聴雪菴〉

花伝-カデン-地域情報発信ライター(唐津市・玄海町)

2023年5月、佐賀県唐津市東城内にとても素敵な日本料理のお店がオープンしましたのでご紹介します。

お店の名前は聴雪菴(ちょうせつあん)さん。
場所は、北城内に移転された懐石料理「ひら田」さんの跡地といえばお判りでしょうか。路面には看板は出ていませんが、素敵な暖簾が目印。ドアを開けたその奥に聴雪菴の看板がかかっていますよ。

お店の休憩時間中にうかがってきました!

こじんまりとしていますが、和の風情たっぷりで城下町唐津の雰囲気にぴったりの内装。

笑顔が素敵なご主人の佐々木 拓也さんとパートナーのジュリーさん。

佐々木さんは大阪ご出身で、寿司、蕎麦、日本料理の修行を15年ほど積まれ、有機農業を3年学ばれるなど食を追及して多彩な経験をされてきました。唐津に開業前は、宮崎県・椎葉村の地域おこし協力隊の事業を知り、日本三大秘境の椎葉村の食文化に興味を持ち、ジビエや川魚を勉強したいという思いで、椎葉村に移住され地域おこし事業の一環でお弁当を作る配色サービスに携わっていらっしゃったそうです。全て手作りのお弁当にこだわりながら、自分の料理の技術を向上させていった佐々木さん。自身のお店を構えたいと思っていた折、知り合いの唐津のギャラリーの方の紹介で、唐津の物件を紹介してもらってすぐにこの場所での開業を決めたとのことです。

もともと唐津焼が好きで唐津焼の作家さんに会いに唐津に訪れたりはしていたそうですが、まさか唐津に移住してお店をオープンすることになるとは思わなかったとのこと。場所にはこだわりが無く海と山に近いところというのが条件でしたが、唐津は佐々木さんの思う場所にぴったりでした。

パートナーのジュリーさんとは椎葉村で知り合いに。椎葉村でALT(外国語指導助手)のお仕事をされていたベルギー出身のジュリーさんは、毎週佐々木さんのお弁当を食べていて、料理と気が合うからこのお弁当を作った料理人ともきっと気が合う!と思ったそうです♪7月にはご結婚予定のお二人。縁もゆかりもない唐津に佐々木さんと共に移住し、料理の仕事を手伝ってみて好きになったジュリーさんは、日本語もとても上手で明るく、佐々木さんよりも唐津に友達がたくさんできたそうです。お店で配膳や接客をし、お客様との会話を盛り上げてくれるのはジュリーさん担当です。

聴雪菴さんではお昼と夜に予約制で日本料理のコースをいただくことができます。

お料理の一部をご紹介します。

佐賀牛胡麻揚げ きんぴらごぼうすり流し
佐賀牛胡麻揚げ きんぴらごぼうすり流し

茄子の茶碗蒸し
茄子の茶碗蒸し

よもぎ豆腐と蘇ソース
よもぎ豆腐と蘇ソース

翡翠茄子
翡翠茄子

取材時ご提供いただいた梅の甘露煮。大変おいしくいただきました!
取材時ご提供いただいた梅の甘露煮。大変おいしくいただきました!

美しいこだわりのお料理はこれまで佐々木さんがいろんな分野の食を追及し、修行を積まれてきた経験から生まれたもの。一品一品丁寧に作られています。お料理はコース料理のみでおまかせとなり、季節によって内容も異なります。価格帯などはホームページをご覧ください。

元々の居抜きだった物件の造りを活かして佐々木さんが手作りされた箇所が随所にあり、お店の内装も素敵です。入口のマットも手作り!

佐々木さんのこだわりは「地産地消」。目の届く範囲の場所の食材で料理を届けたいとのことです。移住してこられたばかりですので、ご自身の足で歩いて唐津を開拓中。唐津の生産者さんと繋がっていきたいとのことです。

素敵なご夫婦にほっこり癒されます。お二人の人懐こい笑顔と明るいお人柄に、日本料理だからと気張らずに入れるお店です。ぜひご予約の上、美味しいお料理とお酒、お二人との会話を楽しみに行かれてみてくださいね。
(お料理のお写真は聴雪菴さまにご提供いただきました)

【店舗情報】
聴雪菴(ちょうせつあん)
ホームページはこちら
Instagramはこちら
住所:〒847-0016 佐賀県唐津市東城内1-5
電話:090-6246-2866
営業時間:11:30~13:00、18:00~20:00
定休日:不定休
駐車場あり
価格帯:昼3500円(税別)~、夜7000円(税別)~
※日本料理のコースのみです。前日までにご予約お願いいたします。

地域情報発信ライター(唐津市・玄海町)

唐津・玄海町は歴史と文化、自然にあふれ、おいしいものもたくさん。地域の方には「街の魅力再発見!」、地域外の方には「唐津・玄海町に行ってみたい!」と興味を持っていただけるように、スポット、お店、イベント、リアルな話題モロモロをコツコツ紹介していきます。

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