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【唐津市】旧国鉄のトンネル新生!ルート・グランブルーの起点 開通した唐房バイパスに行ってみました

花伝-カデン-地域情報発信ライター(唐津市・玄海町)

2023年11月に開通した国道204号唐房バイパス。行ってみましたか?

唐房バイパスが開通するまで、国道204号の唐房区間は、唐房入口交差点が渋滞ポイントになっていたり、住宅が密集する唐房地区の道幅が狭かったりといった課題がありました。今回、バイパスの一部区間は、トンネルや線路の路盤が準備されつつも国鉄の経営悪化によって1982年に工事中止となっていた旧呼子線の予定地が活用され、電車が走ることのなかったトンネルが活用されました。山側のトンネルや橋などで迂回することで、一気に海岸に抜けることができるようになりましたよ。唐房バイパスは、唐津市佐志浜町から鳩川までの2.0kmを、現道に並行しながら南北に結びます。

(画像引用:佐賀県HP)
(画像引用:佐賀県HP)

県は、バイパスを起点に唐津市鎮西町の波戸岬までのおよそ20キロを、唐津にゆかりのある実在のフランス人天才ダイバー・ジャック・マイヨールをモデルにした映画「グラン・ブルー」(1998年公開、リュック・ベッソン監督作)にちなんで、ルート・グランブルーと命名しました。

さて、唐房バイパスはどんな道路か平日のお昼頃行ってみました。

佐志方面から204号線沿いに湊・呼子方面に車を走らせると、佐志の信号近くに、バイパスを示す看板が。佐志信号から300mのところにバイパスの起点となる入口があります。

分岐点でまた看板が見えてきます。

佐志浜町の交差点です。山寄りに左折するとバイパスの起点です。「ルート・グランブルー」の案内板も設置されています。

しばらく道なりに進むと・・

トンネルに入ります。こちらが旧呼子線用に造られていて電車が走ることのなかったトンネル。まさに幻のトンネル。今回、道路も増幅し、生まれ変わりました。長さは487m。

トンネルを抜けてしばらく走ると遠くに風力発電の風車が見えてきます。

唐津市浦地区から鳩川地区へ。

現道に合流します。今回の新しいバイパスである唐房バイパスはここまで。

あっという間に一直線に走り抜けた感じがします。

現道に合流してからは、進行右手に美しい幸多里(こうたり)の浜の海が広がります。この先もルート・グランブルーは続き、進行左右方向に相賀(おうか)の浜立神岩七ツ釜呼子港呼子大橋道の駅「桃山天下市」名護屋城跡波戸岬が位置し、唐津の絶景を堪能しながら波戸岬までの観光を楽しむことができますよ。唐房バイパスの唐津観光の起爆剤としての効果、渋滞緩和の効果にも期待です。唐津に観光に来る方にも教えてあげてくださいね。

●道路名称●
唐房バイパス
国道204号線
唐津市佐志浜町~唐津市鳩川(約2.0km)

地域情報発信ライター(唐津市・玄海町)

唐津・玄海町は歴史と文化、自然にあふれ、おいしいものもたくさん。地域の方には「街の魅力再発見!」、地域外の方には「唐津・玄海町に行ってみたい!」と興味を持っていただけるように、スポット、お店、イベント、リアルな話題モロモロをコツコツ紹介していきます。

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