【市原市】いちはらアート×ミックス開催中!さっそく行ってみました!
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現在市原市では『房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス 2020+』が開催されています。さっそく行ってみましたので報告しますね。
房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックスってなに?
芸術祭を知らない方のためにちょっと説明しますね。芸術祭とは、世界各国で開催されていて、日本で有名なのは新潟県十日町で開催されている「大地の芸術祭」、香川県で開催されている「瀬戸内国際芸術祭」などがあります。市原市でも、閉校となった学校や小湊鐵道の駅舎を利用して世界各国のアーティストによるアート作品を展開した芸術祭を2014年から開催しています。3年に1回、本来なら2020年の春に予定されていたのですが、新型コロナのために1年半延期になり、この秋の開催となりました。「いちはらアート×ミックス2020+」とタイトルに+が付いているのは2020年に開催予定だったのが2021年になったためです。
いちはらアート×ミックス オススメの会場
旧平三小学校


今回3回目のいちはらアート×ミックスで、初めて会場となった旧平三小学校。作品数も多く見ごたえのある会場です。
写真は冨安由真さんの「ヤコブの梯子(終わらない夢)」という作品です。屋上に登るための梯子の下に机と椅子が置いてあり、覗き込むと梯子が続いているように見えます。上昇がテーマの作品ですが、別のところに同じ作家の下降がテーマの作品があったりします。どちらも踏み込んで見ないと作品の肝心な部分を見逃してしまう作品となっていて、見つけた時はちょっと感激します。
月出工舎


月出工舎は旧月出小学校をリノベーションした会場で、ここも多くの作品がある会場です。体育館の作品は月出地区周辺の植物を使用して染め上げた布と糸を使った、とても繊細な作品です。また、校舎の階段には、学校の机と椅子が壁や床に突き刺さった大胆な作品があります。通り過ぎてしまうとうっかり見逃してしまうかもしれないので、色んな所を覗いてみたり振り返ったりしながら作品を見逃さないようにしてください。
駅舎プロジェクト


市原市には南北に小湊鐵道が走っています。その駅舎を利用して作品が展示されています。無人駅はそのままホームまで入って鑑賞できますが、有人駅では「作品を見に行く」と駅員さんに伝えれば入れてくれます。
五井機関区

五井機関区では、普段使用されていない車両を利用してその車内で作品が上映されています。キハ5800という珍しい車両に乗れたり、機関区に立ち入る事ができたりするので鉄道好きな方が多く訪れる場所となっています。
いちはらアート×ミックス鑑賞料など

いちはらアートミックスにはパスポートと呼ばれる鑑賞券があり、このパスポートで全ての作品を1回鑑賞することができます。(イベントは別途)
- 一般:3,000円(前売り2,500円)
- 高大生:2,500円
- 小中学生:500円(市原市及び隣接の市町村は無料)
- 未就学児:無料
パスポートはスタンプカードになっていて、スタンプラリー・パッチンラリーを楽しめるようになっています。無料の子ども用のパスポートも用意されていますので、受付で受け取ってください。パスポートが不要な方のために個別鑑賞券もあります。新型コロナ対策のため手指消毒や検温が必要となっていますので各会場の案内に従ってください。
いちはらアート×ミックスは月曜日及び火曜日はお休みです。主な飲食の出店やイベントは土日のみの開催が多いので、公式サイトでチェックしてください。
開催が1年半遅れてしまったいちはらアート×ミックスですが、当時予定していたほぼ全ての作品の鑑賞が可能となっています。年末の忙しい時期ではありますが、ぜひ足を運んでいただき里山の芸術祭をたのしんでください。
房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+
会期:2021年11月19日~2021年12月26日
主催:いちはらアート×ミックス実行委員会
実行委員長:小出譲治(市原市長)
今回紹介した作品のある場所
平三小学校:千葉県市原市平蔵808(記事トップに使用している写真の作品はここにあります)
月出工舎:千葉県市原市月出1045
駅舎プロジェクト(小湊鐵道 上総村上駅):千葉県市原市村上1358-2
駅舎プロジェクト(小湊鐵道 馬立駅):千葉県市原市馬立790-2
五井機関区(小湊鐵道 本社):千葉県市原市五井東中央1-1-2
全体の作品についてはこちら