【市原市】京葉画廊2022年第2弾!「野流 概念としての森」を観に行ってきました。
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生まれ変わった「京葉画廊」の企画展第2弾「野流 概念としての森」を観に行ってきました。

京葉画廊はこの建物の2階で、入口はこの白い壁に囲まれた青い階段です。

イベントが開催されている時はこのように看板が出ていますので、もし通りすがりに何かやっていたらこの階段を登ってみてください。

相変わらず、といってもまだ2回目ですが、画廊とか個展とかはこうあるべきというものに囚われていない展示方法で、今回も初日には音楽ライヴとのコラボがあり、作家のみえだあきこさんはそのライヴを見て、ご自身の作品がその演奏の「舞台背景」になっていたとおっしゃっています。

その時の写真や映像をSNSなどで見ましたが、とても素敵な空間になっていました。
でも、これでは肝心の絵をじっくりと観ることができませんよね。
ご自身の絵が舞台の背景になっていることを面白いとおっしゃっていました。

これは、これがこの京葉画廊の展示方法なのだと思います。
音楽と、定植と、絵画のコラボ。
森って意外とおしゃべりで、今の時期なら鳥と蛙の鳴き声がよく聞こえますが、それ以外にも色々としゃべっていて、うるさいくらいなので、その辺りを音楽にしたのでしょうか。
鑑賞できなかったのが残念でなりません。

ライヴは1回限りなのでもう観ることができないのですが、絵画の展示と森のインスタレーションは5月8日まで鑑賞可能です。
森の足元にあるこちらは不法投棄されたゴミだそうですが、ぜひ、実物を観てください。
森と不法投棄、無くならない現実ですね。

定植した時に紛れ込んだと思われるイモムシが蛹になりかけていました。
イモムシが苦手な方も、もう動かないと思うので、ちょっと探してみてください。
動いている時は葉っぱの上で緑色、蛹になる時は枝と同じ茶色。
自然ってすごいですよね。

道端の草を岩絵具で描いた絵画と森のインスタレーションのコラボ。
ここに描かれているものは特別なものではありません。
四季折々で姿を変える道端にあるものなので、ちょっとだけ意識を道端に向けてみてください。
作者のみえだあきこさんはコンクリートの割れ目から伸びている草が好きだそうです。
以前描いたその絵は他の人の手に渡ったそうですが、写真を見せていただきました。
その写真を見ると、なるほど、好きだという気持ちがわかる気がしました。
絵を描く時は写真を撮ってから描くのではなく、その場でデッサンをして描くので地面に這いつくばっている時もあるそうで、ちょっと不審者モードになるそうです。
そんなみえだあきこさんは最終日まで在廊していますので、絵について聞いてみたり欲しい絵があったら相談してみてください。

カウンターの中に展示してある作品です。
地を這うように伸びている植物に関しては、壁にかけるのではなく、自然と同じように床に飾って、足元を見下ろして鑑賞できるように展示したいそうです。
実際、以前そのように展示したことがあるそうですが、今回は足元にあることを想像しながら鑑賞するのも面白いかと思います。

絵画の購入はちょっと…という方のために絵葉書が売っています。
松ぼっくりの絵葉書は5枚で500円。
草の絵の絵葉書は12枚で1200円。
どちらもバラだと1枚150円です。
他にも京葉画廊や武田家作庭店さん絡みのグッズの販売などもあるので、気になる物がありましたら手にとってみてください。

廊下にはTシャツがかけてあります。

ショーケースにもシャツなどが展示されていますが、Tシャツなどこちらの販売に関してはオーナーに直接相談してください。
これからもますます目が離せない京葉画廊の企画展は、SNSで発信していますのでフォローしてチェックしてください。
<京葉画廊 過去の展示会の模様はこちら>
野流 概念としての河原 2022年4月3日