【市原市】駅から徒歩5分なのに店名の看板がないディープ感満載のラーメン屋さん。
お店の名前は「すずらん食堂」といいます。
ラーメンと書かれたのれんがかけられているのみで、看板がありません。
とりあえず入ってみると、期待を裏切らない店内と、お話好きなご夫婦が2人で切り盛りしている昔ながらのお店です。
このお店は開店してから47年経っているそうです。
三四郎というお店の味を引き継いで来たけれど、実は麺が違うそうで、それが残念でしょうがないとご主人は話してくれました。
それでもこのスープだけは変わっていない、三四郎の時からの味で、それだけにこのスープに合う麺を探すのがとても大変だったそうです。
こだわりのラーメン、気になりますよね。
まずは店内の様子から紹介しますね。
店内は4人がけのテーブルが6卓と小上がりがあります。
お店は木造で昔懐かしい雰囲気があります。テーブルなどはとてもきれいで、手入れの行き届いた店内は居心地が良いです。
小上がりは4人用が2卓。
ペンダント型の照明が懐かしさを醸し出していますね。
そしてノスタルジックなお店に共通していると私が思っているのがカレンダーの多さ。
多分カレンダーとして使っているのは1つで、あとは絵画の代わりなのだと、絵を飾っている感覚なんだろうなぁ、と思っています。
こちらはお客さんに頂いたというハワイのお土産で、花文字で「SUZURAN」と書かれています。
旅行先でもお店の事を思い出してくれるお客さんがいらっしゃるのは、嬉しいですね。
お店が愛されていることが伝わってきます。
お約束の漫画本も大量にあります。
私が伺った時は作業着を着た男性が3人いらっしゃいました。
この近くの工事現場の方で、初めてのお客さんだったようです。
皆さん大盛りを注文されていて、食べ終わってから奥さんとしばらく話していましたが休憩時間も決まっているのでしょう、早々に出ていってしまいました。
入れ違いに入ってきた方はおなじみさんといった感じで、いつもの、と注文されていたり、最近どう?的な話をされていました。
地元の方に支えられてここまで来たという感じのお店ですね。
おふたりとも調理をなさるので、注文してから出てくるまでがとても早いです。
定食のメニューです。
中華食堂といった感じでしょうか。
オムライスがあります。
どんなオムライスなのかちょっと気になりますね。
メインはラーメンです。
どれも安いですよね。
献立表にはない追加のメニューと、冷やし中華は冷やしワンタンメンもあるようです。
こちらのメニューは壁にはられていますので探してみてください。
塩ワンタンメンを注文しました。
トロッとした舌触りのワンタンはスープが絡まってとても美味しいです。
沢山入っているので、ボリュームがあります。
スープはあっさりしているけどしっかりコクもあって美味しいです。
麺は固め。しっかりとした歯ごたえがある、懐かしい麺です。
実はお店に入ってすぐに注文しまして、食べ終わってからお話を伺ったのですね。
ネットで記事にしても良いか確認したところ、二つ返事でOKという感じではなかったのですけど、いいよいいよと快諾してもらいました。
書かれても2人とも読めないのよ。お客さんがね、教えてくれるの、と笑っておっしゃっていました。
お店のことなどをうかがったら、三四郎というお店の話をしてくださいまして、実はこの店はしょうゆラーメンのお店なのだとおっしゃるんです。
三四郎はしょうゆラーメンのお店で、ご主人がしっかりと引き継いで今までやってきたのだ、と。
なので常連さんはチャーシューメンやチャーシューワンタンメンを好んで食べるんだそうです。
はい。
さっきの塩ラーメン、お汁まで飲み干さなくて良かったです。
塩チャーシューメンにしなくて、大盛りにしなくて良かった。
おかげでもう一杯ぐらいいただけます。
ラーメンを追加で注文しました。
これはですね、ぜひみなさんに召し上がっていただきたい。
まさにこれが中華ラーメン。
歯ごたえしっかりの麺にここでしか味わえない懐かしい味。
懐かしいと思う人もいる一方で、もしかしたら若い方には新鮮な味かも?
ラーメンの食レポ、上手じゃないので、ぜひ、食べに来てください。
お休みはいつですか?って伺ったら「カレンダーの赤いとこ」という答えが返ってきました。
ぜひ、カレンダーの赤いところ以外の日に食べに来てください。
お店の前と横が一方通行になっているので車の方は気をつけてくださいね。
駐車場はお店の手前を左に曲がったところにある月極駐車場の①②③です。
すずらん食堂
住 所:千葉県市原市五井中央西2-21-13
電 話:0436-22-7273
営業時間:11:00~15:00
定休日 :日曜・祭日