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愛媛県松山市とANAが関東の子どもたちにモニターツアーを実施 官民連携によるSDGsの取り組みとは

Kamihara

ライター(松山市)

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11月6、7の両日、関東の小中学生に愛媛県松山市の地域資源を体験してもらうモニターツアーが実施されました。自然の恵みを肌で感じながら、SDGsにつながる取り組みを学ぶのが狙いです。魅力あふれる旅の様子をご紹介します。

愛媛県松山市が「第一回SDGs提案グランプリ」のANA部門で受賞

国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」

愛媛県松山市は2020年7月に国から「2020年度 SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選ばれました。SDGsとは、国連が掲げる「持続可能な開発目標」のこと。

今回のモニターツアーは、2020年に開催された「第一回SDGs提案グランプリ」で、松山市がビヨンドグランプリ賞を受賞した提案に基づき実現しました。

提案分野は、ANAホールディングスが募集した「SDGsに関連した目的や価値を持つ関係人口を増やすような団体旅行」部門です。

ANAグループは、観光だけでなく、参加者がその地域に想いを持ち、関係人口(第2のふるさと)になるような旅を通じた“社会課題の解決”や“生き方のキッカケ作り”を目的とした「現代版団体旅行」の創造に取り組んでいます。

モニターツアーの主催は「こどもたちの第2のふるさと」づくり推進実行委員会。(構成員:ANA X株式会社、ANAあきんど株式会社、一般社団法人こども食堂支援機構、松山市)

子どもたちに松山市を「第2のふるさと」と感じてもらい、将来の関係人口を増やしていく試みです。モニターツアーには、関東に住む11~13歳の13人が参加しました。

松山市に住む私としても、関東の子どもたちが松山市に親しみを感じてくれたら、これほどうれしいことはありません。

こどもたちの第2のふるさとづくりモニターツアーの様子

モニターツアーの行程は、関東の子どもたちはもちろんのこと、地元の子どもや大人でも楽しめるプランが盛りだくさんです。

まず初日は、松山市の離島である中島へ。おいしいみかんの産地として知られる中島は、松山市の高浜港から高速艇で約30分、フェリーで約1時間の距離にあります。

中島の美しいビーチ(画像提供:ANA)
中島の美しいビーチ(画像提供:ANA)

中島では、海岸清掃や投げ釣り、グリーンスローモビリティへの乗車、バーベキュー、キャンプファイアーなどを体験しました。

中島のビーチで釣りを体験(画像提供:松山市)
中島のビーチで釣りを体験(画像提供:松山市)

グリーンスローモビリティとは、時速20km未満で公道を走る電動車のこと。 環境への負荷が少なく、従来の公共交通ネットワークを補完する移動サービスとして期待されています。

グリーンスローモビリティ(画像提供:ANA)
グリーンスローモビリティ(画像提供:ANA)

この日は中島の「ほしふるテラス姫ケ浜」に宿泊しました。「ほしふるテラス姫ケ浜」は2020年7月にリニューアルオープンした施設で、客室は全室南向きのオーシャンビュー。目の前に瀬戸内の海と多島美が広がる絶好のロケーションです。

「ほしふるテラス姫ケ浜」(画像提供:松山市)
「ほしふるテラス姫ケ浜」(画像提供:松山市)

「ほしふるテラス姫ケ浜」には、キャンプやバーベキューなどの必要な道具をレンタルできるサービスもあります。家族や友人と訪れても気軽にアウトドアを楽しめそうですね。

2日目は、松山市の三津浜地区を訪れ、渡し船に乗ったり、古民家を見学したりしました。

三津の渡し船(画像提供:ANA)
三津の渡し船(画像提供:ANA)

かつて港町として栄えた三津浜地区では、現在もその名残として近代的建築物や町家などが残っています。三津浜地区では、これらの空き家・空き店舗をリノベーションしたお店の新規出店や、移住の促進による地域活性化に取り組んでいます。最近は若い世代の申し込みや問い合わせが増えているそうです。

また、観光地として人気が高い道後地区も訪れました。持続可能なまちづくりに取り組む道後地区には、日本最古の温泉といわれる道後温泉があります。道後温泉のシンボルである「道後温泉本館」や、飛鳥時代の建築様式を取り入れた「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」、「坊っちゃんカラクリ時計」など、恵まれた自然景観や文化を楽しめます。

未来につながる旅

今回のモニターツアーのコンセプトは「子どもたちが成長を実感できる旅」「また帰ってきたくなる旅」。

行程には、松山市の自然や歴史、文化に触れながら、海の豊かさ、エネルギーの地産地消、空き家問題など、SDGsについて学べる内容がしっかりと盛り込まれていました。

一度の旅の中で、松山市ならではの自然や落ち着いた街並みなど、多くのことを体験できるのは、都会の子どもたちにとって大きな魅力といえるでしょう。もっとも、松山市に住みながら子育てをしている私としては、「都会の子どもたちだけでなく、ぜひわが子にもこの旅を体験してもらいたい!」と思いました。

このモニターツアーのように、子どもの創造力を育み、明るい未来へつながる旅なら、親としても喜んで子どもの背中を押してあげたくなりますね。

また、子どもたちの笑顔は地域の人々を笑顔にし、元気づける力があるのだということも改めて実感しました。

持続可能な社会を実現するために、地域資源を生かしたSDGsを積極的に推進している松山市。その魅力を体験しに行ってみてはいかがでしょうか。

<施設情報>
ほしふるテラス姫ケ浜
住所:愛媛県松山市長師68番地1
電話番号:089-997-0149
公式サイト:https://www.himegahamasou.com/ (外部リンク)

※記載情報は記事掲載時のものです。最新情報は施設等へご確認ください。

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