【遠賀郡芦屋町】家族愛が育む自慢のチーズケーキ「yamagaya(やまがや)」
芦屋町の一角にある正門通り商店街。その一本奥の道に入ると、人知れず佇む可愛いお店。その名も「チーズケーキのyamagaya」。
お店に立つのは芦屋在住の野田茂生(しげお)さん、通称:しげおじさん。イラストレーターである奥さんの力も借りつつ始めたお店ですが、今では一人でチーズケーキを焼いたり売ったりと毎日大忙し。店先に並ぶ雑貨の数々は、そのほとんどが奥さんの手作りで、お店の外観をも華やかに彩ります。
そんな仲良し夫婦なお二人にお話を伺うと、聞けば聞くほどハートフルなエピソードが溢れていました。
きっかけは家族を気遣うパパの愛
元々花屋の仕事をしていたというしげおじさん。長年勤めていた会社を辞めてまで作りたかったもの、それはグルテンフリーのチーズケーキでした。
「チーズケーキが昔から大好きだったんです」
だから自身にパティシエ経験がなくても、チーズケーキを作ることに対しての抵抗はなかったんだとか。
チーズケーキを作る上でグルテンフリーを選んだ理由は、ある日突然小麦粉と卵アレルギーになってしまった奥さんと、同じく小麦粉と卵アレルギーだった娘さんを想ってのこと。
しげおじさんが10代の頃から通っていたという某老舗チーズケーキ屋さんの味に近づけようと研究に研究を重ね、半年の期間を経てやっと納得のいくスフレチーズケーキにたどり着いたと言います。
コアなしげおじファンが増殖中
去年の11月にオープンしてから、その優しい美味しさとしげおじさんの大らかな人柄で、じわじわとファンを増やしてきた「yamagaya」。
お店一番の人気メニューである「スフレチーズケーキ」は、ほわほわしゅわっとした口どけが自慢です。
暑い季節には、好きなサイズにカットしてアイスクリームを添えるだけで、ひんやりちょっと贅沢気分のおやつに早変わり。寒い季節にはカットしてほんの少しレンジで温めるだけで、ほんわかふわふわになってまた違うおいしさが楽しめます。
そしてもう一つの看板メニューで忘れてはならないのが、卵アレルギーでもある奥さんと娘さんのために作ったという「レアチーズケーキ」。
卵不使用はもちろんのこと、土台のクッキー生地も米粉を使うことでグルテンフリーを徹底しています。
実は筆者、「ケーキの種類の中で何が一番好き?」と聞かれたら、「レアチーズケーキ!」と答えちゃうくらいの「レアチーズマニア」なんです。これまでも数々のレアチーズケーキを堪能してきたわけですが、土台部分が米粉のクッキー生地という斬新さは初めての出会いでした。なのでこれはまさにレアな「レアチーズケーキ」だなと。
季節に合わせて楽しめる期間限定メニュー
yamagayaのメインメニューは、スフレチーズケーキとレアチーズケーキというシンプルなものですが、季節によって味変メニューが加わることで常連さんたちを楽しませてくれます。
特に筆者が釘付けになったのが、バレンタイン時期限定だった「チョコ練りこみ&チョコがけの濃厚チョコレアチーズケーキ」と「スフレチーズケーキの贅沢チョコがけ」。
ビジュアルからして絶対美味しいですよねこれ。もうすでに早くバレンタインデーにならないかなって期待してます。
また、カップのレアチーズケーキをベースとした期間限定商品はバリエーションが多く、お土産やギフトにもぴったりです。
こちら「レアチーズケーキ餡子がけ」というあんこ好きにはたまらない一品。
いちごを赤ワインと砂糖で煮込んだイチゴソースがたっぷり練りこまれた「いちごのレアチーズケーキ」は、味も見た目も甘酸っぱい一品で、春までの限定商品でした。
ちなみにただ今の期間限定商品は、マスカルポーネソースがたっぷり乗った「コーヒーゼリー」です。レアチーズケーキのような食感のクリームが、お口をさっぱりさせてくれると評判なんだとか。
期間限定ものじゃなくても、ノーマルのカップケーキと米粉クッキーの箱入りセットもオススメ。お友達のおうちにお邪魔するときなんかは、お皿を汚さなくてすむ気遣いも大切にしたいですよね。
このボリュームで2000円ぽっきりなのも嬉しいところ。米粉のクッキーは、ホールのレアチーズケーキに土台として使われているものと同じなので、相性の良さは間違いなしですよ。
お盆休みも明けて、今日(15日)からは通常営業に戻るとのことなので、筆者も早速ゲットしに行こうと思ってます。
しげおじさんのずっとそこに居てくれたかのような懐かしさと安心感。これからも美味しいチーズケーキと優しい笑顔で、芦屋の町をほっこり包んでくださいね。
「チーズケーキのyamagaya」
住所:福岡県遠賀郡芦屋町船頭町3-17
営業時間:10時~17時(金土のみ18時まで)
店休日:日・月(月曜日は予約商品の受渡しのみ営業)