岡垣町観光協会主催による「北斗の水くみコンサート」が10月8日、「リンリンクラブ岡垣」で開催されます。

去年に引き続き行われるこのイベント、今年は「福岡サクソフォーンオーケストラ」より4名の奏者を招き、4種のサクソフォーンで奏でる宇宙にまつわる名曲が楽しめるそうです。

世界でも珍しい「北斗の水くみ」

岡垣町の波津海岸で見られる世界でも珍しい「北斗の水くみ」。夜空に浮かぶ北斗七星がまるでひしゃくとなって海の水を汲むように見えることから、そう呼ばれています。

「北緯33度から34度に位置し、北に水平線がある風景の場所」でしか見られないというこの条件を満たすのは、この広い世界の中でも北部九州の一部のみ。そして波津海岸は、まさにその数少ない観望ポイントとなっているのです。

星空に響き渡る名曲たち

そんな秋の星空とともに心地よい生演奏を楽しめるのが「北斗の水くみコンサート 〜星に願いを月に祈りを〜」。福岡サクソフォーンオーケストラから4名の奏者（田中 翔太さん、栗田 裕介さん、江口 紀子さん、並木重雄さん）が出演します。

福岡サクソフォーンオーケストラ

「クラシックサクソフォーンの存在をたくさんの人に知ってほしい！」 「サクソフォーン愛好家がもっと増えて欲しい！」 「生演奏の魅力をより身近に感じてほしい！」という想いのもと、 2013年江口紀子さんの呼びかけにより 九州在住の音楽大学卒業生を中心に16名で結成。 定期演奏会"SAXOFESTA"を 開催する他、コンサートやイベントにも積極的に出演し、地域の方々との交流を深めながらサクソフォーンの魅力を伝えてきました。2015年にはその活動が認められ、「日本サクソフォーン協会フレンド シップ・クラブ」に登録。2019年には第15回くらしき国際サクソフォーンコンクールアンサンブル部門にて2位、及び冨岡和男賞を受賞しています。

曲目はどれも宇宙にちなんだもので、「銀河鉄道999」、「fly me to the moon」、北斗の拳主題歌でもある「愛をとりもどせ！」などを予定。

北九州シリウス会の星のソムリエによる北斗の水くみと岡垣の夜空についてのおはなし会もあるとのこと。

「北斗の水くみコンサート」終了後は、秋の星空を天体望遠鏡を使って楽しむ「星空観望会」も予定されています。※雨天曇天中止

こちらは無料となっていますので、19時30分からの参加でも可能です。「星空観望会」に関しては、9月〜11月にかけて全4回の開催となっています。

※詳細はこちらをご確認ください。

岡垣町観光協会の武谷勝事務局長は、「この建物内に響き渡る生演奏はとても心地がよく、中々体験できることではないと思う。ぜひこの機会にたくさんの人に足を運んでもらえたら」と来場を呼びかけます。

涼しい夜空の下で秋の匂いも感じながら、目で見て耳で聞いて、五感を研ぎ澄ませてみてはいかがでしょうか。