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【秋田県横手市】メニューは中華そばのみ!ラーメン通を唸らせる横手駅近くの名店『八兵衛』とは?

KANEYANWEBライター/地域クリエイター(大仙市・横手市)

横手駅西口の住宅街にある『中華そば 八兵衛』とは?

もはや秋田の県民食と言っても過言ではないのが「ラーメン」である。近所に新しいラーメン屋がオープンすれば巷ではその話題で持ち切りとなり、毎年春に行われるAKT秋田テレビの「ラーメン総選挙」は毎年驚異的な視聴率を叩き出している。秋田県民にとってのラーメンはいわゆるひとつのカルチャーだ。

そんな秋田のラーメン通を唸らせるこだわりの一杯を提供するお店が、2018年春に横手駅西口近くの住宅街に誕生した。『中華そば 八兵衛』である。

「中華そば 八兵衛」
「中華そば 八兵衛」

営業時間はお昼の3時間のみだ
営業時間はお昼の3時間のみだ

「八兵衛」の営業時間はお昼の3時間のみ。そして特筆すべきはそのメニューである。

品書き

メニューは中華そばの一本勝負だ
メニューは中華そばの一本勝負だ

店内入口に設置された券売機に載っているのは「中華そば」のみだ。麺こそ香り豊かな中太麺「シャンコ麺(香娘麺)」とさっぱりとしていて歯切れの良い「細麺」から選択可能だが、男は黙って中華そばで一本勝負と、入口の時点で元自動車整備工であるご主人の声なきメッセージが伝わってくる。

麺はシャンコ麵と細麺から選択可能だ
麺はシャンコ麵と細麺から選択可能だ

中華そば

シャンコ麺:650円、シャンコ麺(大盛):800円、シャンコ麺(ダブル):900円、細麺:600円、細麺(大盛):750円、細麺(ダブル):850円

(麺160g)、大盛(麺240g、メンマとチャーシュー1.5倍)、ダブル(麺320g、メンマとチャーシューは大盛と同量)

店内はカウンターとテーブル席に小上りも
店内はカウンターとテーブル席に小上りも

入口の扉を開くと店主であるご主人と従業員のお姉さんの「いらっしゃいませ」という明るい声が耳に届く。この歓迎モードに思わず食欲も倍増だ。店内はカウンターとテーブル席に小上りも完備。カウンターでラーメンに向き合うのもアリだし、小上りもあるためお子様連れの方も安心だ。

『八兵衛』の王道だけどニューウエーブな絶品中華そばとは?

中華そば(シャンコ麺):650円
中華そば(シャンコ麺):650円

さあ、いよいよ中華そばが到着。今回私がチョイスしたのはツルツルモチモチで喉ごしの良いシャンコ麺だ。先ずはスープを一口飲めば溢れ出る鶏の旨味に思わず舌が羽ばたきそうだ。

具材もシンプル、……なんだけど旨い!
具材もシンプル、……なんだけど旨い!

具材はネギとメンマとチャーシューのみという潔さ。だけどそれゆえにそれぞれの具材の旨さがダイレクトに伝わってくる。おお、これは旨いやつだ。麺を啜る私の手は止まらない。ラーメンのビジュアル的にはシンプルだが、その中に鶏の旨味が凝縮されている極上の一杯だ。

旨味が詰まった親鳥のチャーシュー
旨味が詰まった親鳥のチャーシュー

そして特筆すべきは親鳥を使用したチャーシューだ。親鳥特有の適度な歯ごたえがあり、だけどけして固くはなく、上質で気品すら漂うチャーシューに仕上がっている。

私が黙々と味わっている間にもお客さんは絶えずやってくる。若い方から年配のご夫婦までその年齢層は幅広い。あらゆる世代に支持されている王道でどこか懐かしく、だけどニューウエーブな要素もある『八兵衛』の中華そば。

これはリピート確定だな。そんなことを思いながら店を出ようとすると、再び耳に届いたのは「ありがとうございました」というご主人の明るい声。賑やかなお店の方々に見送られ、駐車場に向かう私は心なしかにやけ顔だ。

【店舗情報】
中華そば 八兵衛
住所:秋田県横手市横手町下飛瀬56-4
営業時間:11:00~14:00
定休日:火曜日 ※月に1回連休有り(第2水曜日)

WEBライター/地域クリエイター(大仙市・横手市)

大仙市在住のWEBライター。趣味は酒場巡り。現在はYahoo!で地域情報を発信しているほか、秋田市のフリーペーパー「あおぽ」でグルメ記事の執筆や「大仙経済新聞」の運営にも携わっています。

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