創業から約70年！大仙市刈和野の老舗菓子店『和栄堂』とは？

大仙市刈和野から夏の甘い誘惑。

JR奥羽本線の刈和野駅を背にして5分ほど商店街を歩くと、右手に1軒の菓子店がある。創業から約70年の歴史を誇る老舗の『和栄堂』だ。ちなみに大仙は今日も雨。私は土曜日なのにイマイチ気分が盛り上がらないサマーホリデーにひとときの甘いトキメキを与えるため、噂の老舗和洋菓子店を訪ねた。そう、お目当ては和栄堂の名物ジャーケーキだ。

店内のショーケースには気になるスイーツがズラリ。お店のお母さんにお話を聞きながら、本日の甘いご褒美をチョイス。噂のジャーケーキのほか、秋田発のロックバンド『鴉』とタッグを組んだ鴉色焼きドーナツや地元の中学生のアイデアから生まれた西仙北中学校コラボドーナツなども気になるところだ。

魅惑のシャレウマスイーツ「ジャーケーキ」とは？

いくつか戦利品を手にした私は家に帰って男のスイーツタイム。まずは噂のジャーケーキ（ストロベリー&レアチーズ）からスタートだ。

ワーオ。ごめん、生粋の秋田県民なのにアメリカ人のようなリアクションを取ってしまったが、これは旨いやつだ。シャレオツなルックスだけが魅力じゃない。食べてみてわかるぜ、人気のヒミツ。生クリームとイチゴとムースのそれぞれの旨味が瓶の中に凝縮されている。全体的に甘さ控えめのため個人的には「オレ、甘い物はちょっと……」という秋田男児や高齢の方にもおススメしたいスイーツだ。

どの味も気になる和栄堂のジャーケーキだが巨峰とシャインマスカットは地元の学生のアイデアから生まれた商品だ。和栄堂では地元・西仙北中学校の生徒との交流が盛んで、数々のコラボ商品が誕生している。

秋田発のロックバンド『鴉』とのコラボ商品も！

秋田発のロックバンド『鴉』のコラボ商品にも注目だ。ドラマ「闇金ウシジマくん」の主題歌「巣立ち」を聞いて以来の鴉ファンである私はもちろん鴉色焼きドーナツもゲットしていた。

漆黒の鴉色焼きドーナツ。ルックスとは裏腹に甘さ控えめのオレンジ風味で、男の私でも一瞬でペロリだ。昼下がりに行われた男のスイーツタイム。残りの戦利品はオカンにお裾分けするか、それとも内緒にするか悩ましいところだ。

魅惑のシャレウマスイーツ・ジャーケーキを求めて、週末は和栄堂に大仙市以外の方も数多く訪れるという。この売切れ御免のNEWスイーツを自分へのご褒美として買うのもアリだし、家族や友人へのお土産にしても喜ばれそうだ。

雨降る夏に出会った至福の絶品スイーツ。カラフルなジャーケーキを食べていたら、私の心はすっかり晴れ模様である。