県内屈指のお花見スポット！2000本の満開の桜が彩る横手市増田『真人公園』とは？

スプリング・ハズ・カム。

長かった横手の冬が終わり、季節は桜色の春へ。各地の花見スポットも続々と見ごろを迎えているようだ。そんなわけで今回はいつもの「おっさんずメシ」の記事はお休みして、横手市増田にある桜の名所『真人公園』にズームイン。ポップにお花見スポットの紹介と洒落込む魂胆だ。

県内屈指の桜の名所として知られる真人公園。園内に足を踏み入れると、2000本の満開の桜がお出迎えしてくれた。鮮やかな桃色の景色に誘われて、春のぶら散歩といこう。

平成2年に「日本のさくら名所百選」に認定された名園を歩きながら、のんびりと春を感じる贅沢な午後。園内には沢口沼と呼ばれる池が広がっており、水辺を彩る桜もまたエレガントだ。

園内を歩いていると、露店の看板がチラ見え。そう、『真人公園』では今日（4月15日）から「さくらまつり」が開催予定。私が訪れたこの日（4月14日）は着々と準備が進められていた。桜の木の下で名物の横手やきそばも楽しめそうだ。

増田の春の風物詩！本日4月15日から行われる『真人公園』の「さくらまつり」とは？

増田の春の風物詩である『真人公園』の「さくらまつり」は4月15日から5月7日の期間で行われる。期間中はぼんぼり点灯を行い夜桜を楽しめるほか、週末の天気の良い日は貸しボートで桜舞う公園沼の散策もできそうだ。

そしてこの「さくらまつり」の注目のひとつが4月29日に行われる「たらいこぎ競争」である。明治時代から続くこの名物イベントは、エントリーした猛者たちが沼に浮かべたたらいに乗りこみ、手漕ぎでゴールを目指すというユニークな競技だ。ちなみに当日は小雨決行。内蔵の街のガチンコ競争が見られそうだ。

園内では山菜の天婦羅の販売も！この季節限定の旬の味に舌鼓！

園内をぶら散策していると、テントの前で陽気なお父さんと遭遇。山菜の天婦羅を販売しているとのことでお土産に購入することにした。

「サービスで大盛りにしてあげるよ」とお父さん。おお、これで400円は嬉しい。人情と桜が舞う増田の春だ。

秋田市の千秋公園や角館の武家屋敷と並び、県内屈指のお花見スポットである真人公園。私が訪れたこの日は若い方から年配のご夫婦まで、幅広い世代の方々が桜の季節を楽しんでいた。

雪降る街に訪れた春の真ん中。桜ゆれる増田の公園。ひととおり見て回ったが、もう少しだけぶらぶらしようか。4月の澄んだ空気を吸いながら、ひそかにそんなことを思う私である。