1989年創業！大曲で愛され続ける名店『パンプキンハウス』とは？

大曲市民会館の近くに一軒の老舗洋食店がある。平成の始まりと共に、その歴史が始まった名店『パンプキンハウス』だ。そう、今日の私はガッツリ洋食気分。ボリューム満点のランチセットに想いを馳せて、大曲日の出町へと車を走らせた。

年季の入ったその扉を開けると、接客担当のママさんが迎えてくれた。ビンテージ感あふれる椅子と、目の前の水槽で優雅に泳ぐ鯉。目線を厨房に向けると、ここ大曲で長きに渡り腕をふるい続けるマスターの姿が見える。

そんな古き良き街の洋食屋さんで、今日は何を食べようか。さっそく私は入口に貼られたランチメニューに目をやった。

品書き

サービスランチ

ビーフステーキセット：1,200円、ミックスプレート（ハンバーグ、エビフライ、フライドチキン）：1,100円、ビーフステーキ&エビフライ：1,280円、スペシャルセット（ビーフステーキ、エビフライ、ハンバーグ）：1,380円

トロ～リチーズ焼カレーセット：1,150円、牛タンシチュー&テリヤキチキン：1,380円、ビーフシチュースペシャル：1,580円、ローストビーフ丼：1,150円、粗挽きビーフチーズミートソーススパゲティ：1,000円

写真のサービスランチのほか、カレー、ドリア、オムライスなど豊富な洋食メニューが揃うパンプキンハウス。そんな中、今回私がチョイスしたのはサービスランチから32周年サービス品のビーフステーキセットだ。ちなみに1989年創業の『パンプキンハウス』は、今年で創業34年目だけど……って、細かいことはひとまず置いておこう。

味もボリュームも最高！『パンプキンハウス』のレトロウマいビーフステーキセットとは？

メインディッシュに先がけて、まずはボリューミーなサラダが到着。濃厚なビーフにフォークを伸ばす前に、ここはベジファーストと洒落込もう。シャキシャキのサラダを頬張りつつ、主役の登場を待つ私だ。

お待ちかねのビーフステーキセットが到着。食べごたえがありそうなアメリカンステーキ、レトロ感漂うスパゲティやミニパフェ、そしてよく見るとステーキの下には唐揚げもスタンバイ。まさに愛と食欲あふれるワンプレート。そのボリュームもさることながら、彩りも豊かで目でも楽しめるのが嬉しい。

甘じょっぱいタレをまとったステーキを頬張りながら、ついでにジューシーな唐揚げに手を伸ばす。パワフルなザ・洋食ランチと思いきや、後ろには和の王様・ぶり大根もスタンバイ。コレがまた、味が染みていてウマいから恐れ入る。

本格派でありながら、どこか家庭的。それが『パンプキンハウス』の魅力のひとつだ。

「おいしっ！」「やわらかっ！」「ジューシー！」

そんな声がお隣のテーブルからも聞こえてくる老舗洋食店の昼下がり。私もステーキを頬張りつつ、煮物に手を伸ばしつつ、最後はレトロなミニパフェでフィニッシュ。……と思いきや、ママがさんが〆のレモンティを運んできてくれた。

まさに至れり尽くせりのパワフルランチだが、パンプキンハウスの底はまだ計り知れない。

ハンバーグにカレーにグラタン。冷たいレモンティを味わいながら、早くも次なるメニューに視線を向ける私である。