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【秋田県大仙市】かき氷の概念が変わる?『神宮寺観光果樹園』のフルーツモリモリかき氷とは?

KANEYANWEBライター/地域クリエイター(大仙市・横手市)

初夏のさくらんぼに秋のシャインマスカット!季節のフルーツ狩りが楽しめる『神宮寺観光果樹園』とは?

さくらんぼにブルーベリー、そしてシャインマスカット。……そこには目にも鮮やかなフルーツ山脈がそびえ立っていた。

そうだ、かき氷を食べよう。ある日、私はふとそんなことを思った。季節は最高気温36度のとろけそうな夏。「せーの」で走り出したら熱中症になりそうなサニーデイサンデー。私はひとときの涼しげな癒しを求めて、大仙市神宮寺に向かった。目指したのは季節のフルーツ狩りが楽しめる『神宮寺観光果樹園』である。

神宮寺観光果樹園
神宮寺観光果樹園

春から初夏は山菜採りやさくらんぼ狩り、夏から秋にかけてはシャインマスカット狩りや栗拾い。四季を感じながら子供から大人まで夢中になれる『神宮寺観光果樹園』だが、もうひとつのお楽しみが果樹園のフルーツを使ったスイーツである。特にこの夏は併設しているカフェで味わえるプレミアムなかき氷が注目を集めている。

果樹園併設のカフェ『ヤギ館(ヤギヤカタ)』
果樹園併設のカフェ『ヤギ館(ヤギヤカタ)』

品書き

品書き(果樹園のかき氷)
品書き(果樹園のかき氷)

果樹園のかき氷(※秋頃まで提供)

さくらんぼ:1,300円

ベルジュ:1,300円

ブルーベリー:1,300円

フルーツもりもり:2,000円

現在、園内で提供しているかき氷は、さくらんぼベルジュブルーベリーフルーツもりもりの4種類。中でも屈指のインパクトを誇るのがフルーツもりもりだ。ちなみに価格は2,000円。ファミレスのかき氷に比べるとやや高価だが、このダイナミックな一杯を見逃すわけにはいかない。神宮寺の果樹園が魅せる真夏のフルーツショー。本日、私の中でかき氷の概念が変わる。……かもしれない。

それはめくるめく夏の宝石箱!フレッシュなフルーツてんこ盛りの絶品かき氷とは?

フルーツもりもり:2,000円
フルーツもりもり:2,000円

おお、こいつは凄い。神宮寺の果樹園カフェにそびえ立つ巨大なフルーツ山脈を前に、私はブルーベリーのように目を丸くした。それはまさに真夏のディープインパクト。もはやかき氷というカテゴリーを超える勢いである。美味しいフルーツをとことん楽しんでほしい。そんなスタッフさんの想いがダイレクトに伝わってくる逸品だ。

採れたてを瞬間冷凍したさくらんぼは、シャーベットのような食感!
採れたてを瞬間冷凍したさくらんぼは、シャーベットのような食感!

さっそく巨大な山脈に練乳の雪を降らせて、頂上のさくらんぼからレッツイート。……って、そう来たか。実はこのさくらんぼは、採れたてをそのまま急速冷凍したものだ。ほとばしる素材の旨味とシャーベットのようなNEW食感。さくらんぼ以外にも、ブルーベリーやシャインマスカットといったフルーツが想像以上にてんこ盛りだ。

かき氷に使っているさくらんぼシロップも自家製だ
かき氷に使っているさくらんぼシロップも自家製だ

自家製のさくらんぼシロップの品種は紅さやかを使用。シロップはその時期に合わせて品種を変えているとのことだが、果実本来の甘酸っぱさが堪能できるのも、このかき氷の魅力だ。ひんやり冷たい氷の山を攻略していきながら、合間にフレッシュなフルーツを口に運ぶ。それはめくるめく夏の宝石箱。神宮寺にこんなオアシスがあるとは知らなかった。

施設内では無添加の「いぶりがっこ」などの販売も!
施設内では無添加の「いぶりがっこ」などの販売も!

見て楽しい、食べて美味しい絶品のかき氷だが、その素材についてスタッフさんが丁寧に説明してくれるのもまた嬉しい。時にスタッフさんの言葉に耳を傾けながら、目の前のかき氷を味わう夏の日の2023。そして広大にそびえ立っていた鮮やかなフルーツ山脈は、瞬く間に私のお腹へと消えていった。

火照った体を潤す冷たい氷と、地元で大切に育てられた甘いフルーツの味。ひとときの贅沢に浸りながら、またひとつ夏の思い出ができた私である。

【施設情報】
神宮寺観光果樹園
所在地:秋田県大仙市神宮寺字福島48-1
営業時間:9時~16時(最終入園:15時30分)
電話番号:0187-87-1266
定休日:火曜日

WEBライター/地域クリエイター(大仙市・横手市)

大仙市在住のWEBライター。趣味は酒場巡り。現在はYahoo!で地域情報を発信しているほか、秋田市のフリーペーパー「あおぽ」でグルメ記事の執筆や「大仙経済新聞」の運営にも携わっています。

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