2018年オープン！横手の国道107号線沿いにあるオシャレカフェにGO！

ユニークなトレーラーハウス型のカフェに入ると、そこには青空が広がっていた。

横手市雄物川に、一軒のカフェがある。2018年の冬にオープンした『COFFEE BIYORI（コーヒー ビヨリ）』である。今日は美味しいコーヒーをお供に、ホッと一息。国道沿いにある癒しの空間で、のんびりカフェタイムと洒落込む魂胆だ。

ブルーを基調とした爽やかな内装と、そこでのんびり呼吸する鮮やかな観葉植物。入口の白い扉の先には、まるで南国のような喫茶空間が広がっていた。

ちなみにこの日の私の格好は、上下ジャージにいつ買ったか記憶にない古びたスニーカー。もはやこれが街コンだったら一発アウトの身なりだが、そんな私を親切なご夫婦と、キュートなカボチャのオバケが迎えてくれた。雄物川で出会ったオシャレカフェ。これから季節は雪降る冬に向かっていくが、この空間は見事な快晴だ。

MENU（メニュー）

ブレンドコーヒー：500円、カフェオレ：540円、アイスコーヒー：550円、フレッシュバナナジュース：480円など。

雪見トースト：450円、ナッツバニラとーすと：430円、アーモンドとーすと：450円など。

カフェに来るとふと食べたくなるのが、こんがりと焼かれたトーストだ。今回私は雪見だいふくとスライスチーズを組み合わせた雪見トーストをチョイス。そしてもうひとつ私が気になったのが、このメニューだ。

今日はトーストに、ベトナムコーヒーを合わせよう。……って、ごめん。まるで珈琲玄人のような書き方をしてみたが、ベトナムコーヒーを飲むのは人生初である。「練乳は溶かしきるまで、しっかり混ぜ合わせましょう」というメニューの注意書きをひとまず頭に入れて、その到着を待つ珈琲素人の私である。

濃厚な甘い香りに誘われて！『COFFEE BIYORI』で過ごす癒しのひとときとは？

注目のベトナムコーヒーが到着。今回私が指名したのはアイスだが、コーヒーを氷の中へ投入する前にまずはそのままひと口。

おお、こいつは濃厚。苦みが強いブラックコーヒーという塩梅だ。これはこれで悪くないが若干パンチが効きすぎているため、下に沈む練乳をシェイク。

ハロウィンの季節に出会った甘い誘惑。練乳を混ぜ合わせると、濃厚なミルクコーヒーのような味わいに。やや甘味が強いため、グビグビ飲むのではなく、デザートのように少しづつ楽しむ。それがベトナム流だ。

ちなみにアイスの場合、最初はブラックで苦みや渋みを味わい、その後練乳をシェイクして濃厚な甘さに出会い、最後は氷のグラスに投入して冷たいミルクコーヒーを楽しむ。こんな感じで、3度の楽しみ方ができるのも面白い。

焼き立てのトーストにとろけるチーズが乗り、その上に濃厚なバニラが鎮座。こんがり香ばしいパンと、ひんやり冷たいアイスが絶妙タッグ。もはや奇跡のコラボといえる雪見トーストをお供に、ベトナムコーヒーを味わう。そしてそんな至福モードの空間に流れるBGMは、ザ・ハイロウズの『日曜日よりの使者』だ。

「今日はこんな気分だったんですよ」とマスター。

外は小雨交じりの微妙な天気だけど、今の私はすっかり晴れ気分。シャラララ、シャララララなんて下手な歌を口ずさみながら、ひとり珈琲日和を楽しむ秋の午後だ。