【秋田県大仙市】いざ大仙の朝ラーの聖地へ!世代を超えて愛される『ラーメンショップ四ツ屋店』とは?
創業から約30年!ラーメン激戦区の人気店『よづらー』へGO!
あそごのラーメンはうめ。(あそこのラーメンは美味しい)
数年前に他界した父が、そう言ってよく足を運んでいた店がある。大仙市四ツ屋にある『ラーメンショップ四ツ屋店』だ。秋田県南エリア屈指のラーメン激戦区・国道105号線沿いで根強い人気を誇る通称『よづらー』。大仙で朝ラーといえば、この店を思い浮かべる方も多いのではないだろうか。
『よづらー』の特徴は、朝7時開店というその営業スタイルだ。「めざましテレビ」の時間から、国道沿いの駐車場は満員御礼。仕事前のお父さんも、家事がひと息ついたお母さんも、みんなで仲良く朝からラーメン。『ラーメンショップ四ツ屋店』は、もはや大仙カルチャーのひとつだ。
「ライスあります」と書かれた白い紙をチラ見しつつその扉を開けると、多くのお客さんがカウンターでウマそうにラーメンを啜っていた。カウンター越しに、麺を茹でる店主や野菜を切る店員さんの姿を眺めつつ、静かに着丼を待つ。それが『よづらー』スタイルだ。……と、その前にまずは券売機に向かおう。
品書き
ラーメン
並650円、中750円、大850円
ネギラーメン
並800円、中900円、大1,000円
ネギみそラーメン
並900円、中1,000円、大1,100円
ネギチャーシューメン
並1,050円、中1,150円、大1,250円
※品書きから一部抜粋
全国に鎮座する赤い看板がシンボルの『ラーメンショップ』。店舗によってそのスタイルは異なるが、やはり『ラーショ』といえばネギだ。ネギは外せない。そんなわけで今回はラーショの定番・ネギラーメンにチャーシューもイン。そう、今日の私は朝からフルスロットルだ。
これが世代を超えて愛される味!『ラーメンショップ四ツ屋店』のネギチャーシューメンとは?
注目のネギチャーシューメンが到着。背脂が浮かぶ醤油スープにてんこ盛りのチャーシュー、そしてその下に陣取る定番の黄色い中細縮れ麺。コレだよ、コレ。この食欲をそそるビジュアルがたまらない。たっぷりのネギはもちろん、細切れチャーシューや特大の海苔がデフォルトで入ってるのも何気に嬉しい。
大量のネギをつかまえて口に運びつつ、その勢いでワイルドに麺を啜る。このごま油の風味が効いたネギがたまらなくウマい。そういえば入口にわざわざ「ライスあります」と書かれた紙が貼られていたが、その意味がわかった。このネギ、絶対に白飯とも相性抜群だ。
そして『ラーショ』といえば、このやや噛みごたえのあるチャーシューだ。普段チャーシューは箱入り娘のように大切に口へ運ぶ私だが、なんせ今回は5枚もある。麺と肉を豪快に食らい、心の中でかますガッツポーズ。ちなみにチャーシューはスープに浸していると柔らかい食感に変化するため、前半と後半で違う楽しみ方ができそうだ。
現在、2代目の若き店主が切り盛りする「大仙の朝ラーの聖地」だが、まだ初代店主が腕を奮っていた頃、ここによく足を運んでいたのが私の父だ。父も仕事に向かう前の朝や、ちょっぴり飲み過ぎた翌日の朝、私のように麺を茹でる店主を眺めながら、こうして着丼を待っていたのだろうか。
創業から約30年。そのたしかな味は先代から若き2代目へと引き継がれ、そしてそれを味わう者も父から私へと世代交代だ。
『あそごのラーメン、やっぱりうめな』
さっそく心の中で父に報告する私。世代を超えて愛される味が、そこにある。
【店舗情報】
ラーメンショップ 四ツ屋店
住所:秋田県大仙市四ツ屋上古道118-5
営業時間:7時~13時
電話番号:0187-63-7373
定休日:月曜日、第3火曜日