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【秋田県横手市】昭和の食堂で味わう懐かしの中華そば!横手市平城町『もりや食堂』とは?

KANEYANWEBライター/地域クリエイター(大仙市・横手市)

創業47年!地元の常連さんに愛される町の食堂にGO!

地元の食堂で、懐かしい昭和の味を。

横手市平城町に、年配のご夫婦が切り盛りする一軒の老舗食堂がある。創業から約半世紀を数える『もりや食堂』だ。その白い暖簾の先に広がるノスタルジックな風景と、常連さんの笑い声。そう、今日はこの昭和感あふれる町の食堂で、のんびり晩飯タイムといこう。

もりや食堂
もりや食堂

住宅街の夕闇に灯る『もりや食堂』の看板。その灯りから漂う風情と、まるで実家の父ちゃん母ちゃんのように変わらぬ安心感。初めてなのに、どこか懐かしい。私はそんな「昭和の食堂」が大好きだ。……と、師走の風に向かって軽く愛の告白をかましつつ、寒いので早く暖簾をくぐろう。

夕方も営業している貴重な『昭和の食堂』だ
夕方も営業している貴重な『昭和の食堂』だ

噂の老舗食堂に足を踏み入れると、カウンターで常連のお父さんがうどんを啜っていた。店内は決して広くはないがカウンターとテーブル席、奥には小さな座敷もある。

ご主人が料理を作り、配膳は奥様が担当。この見事な連係プレイによって、今までどれだけの人が、お腹を満たしてきたのだろうか。そんなことを思いながら、私は奥の壁に掲げられた品書きに目をやった。

品書き

品書き(定食、丼類、麺類)
品書き(定食、丼類、麺類)

マーボードーフ定食:800円、カツ丼:700円、カツカレー:700円、チャーハン:550円、中華:550円、鍋焼うどん:750円など。

品書き(焼きそば、セットメニュー)
品書き(焼きそば、セットメニュー)

焼そば:並550円/中600円/ダブル650円)、ラーメン+半チャーハン(半カレー):750円、うどん+半チャーハン(半カレー):650円

リーズナブルな食堂メニューが並ぶ『もりや食堂』。ウマいと評判の焼そばや、冬に恋しくなる鍋焼うどんも気になるところだが、今回は原点に戻って中華そばを。……むむ、よく見ると半チャーハンとのセットもある。よし、今日は時々無性に食べたくなるこの王道コンビで、ファイナルアンサーだ。

ラーメン+半チャーハン:750円
ラーメン+半チャーハン:750円

ラーメンと半チャーハンが到着。ああ、コレだよコレ。今日はこういうのが食べたかったのだ。この奇をてらわないシンプルなビジュアルから、店の歴史が垣間見える。セットで750円とコスパも優秀だ。

食べ慣れた昭和中華でホッとひと息!
食べ慣れた昭和中華でホッとひと息!

食べ慣れた王道の中細ちぢれ麺に、スッキリした味わいの醤油スープ。これは一日の終わりに、ホッと落ち着く一杯だ。無限に飲めそうなスープの中には、メンマ、海苔、ナルトといった昭和中華の常連がスタンバイ。最近流行りのレアチャーシューもウマいけど、このミシっとした食感のチャーシューもまた良い。

続いてチャーハンにシフト!
続いてチャーハンにシフト!

醤油スープを啜っていたレンゲを、お隣のチャーハンにシフト。この香ばしい香りが食欲をそそる。刻んだ蒲鉾や赤い紅生姜がレトロ感を演出しているが、塩加減が絶妙でしっかり職人の味だ。何よりチャーハンと隣の醤油スープの相性がめちゃくちゃ良い。残ったラーメンのスープに、チャーハンをチョイと浸してから食べるのもアリだ。

チャーハンは醤油スープとの相性も抜群!
チャーハンは醤油スープとの相性も抜群!

今日の晩飯のBGMは、店内に流れる有線。……ではなくて品書きの隣に鎮座するテレビの音と、常連さんとご主人のジモトーク。古き良き町の食堂で繰り広げられる「いつもの日常」と、食べ慣れた中華とチャーハンの味。私はそんな「昭和の食堂」が大好きだ。

と、本日2回目の愛の告白をかましつつ、今日もごちそうさま。師走の横手はやっぱり寒いけど、お腹いっぱいでなんだかホッコリな気分。

住宅街に佇む古き良き町の食堂。それは、いつまでも末永く続いてほしい横手の小さな名店だ。

【店舗情報】
もりや食堂
住所:秋田県横手市平城町8-9
営業時間:11時~19時
電話番号:0182-33-1037
定休日:日曜日

WEBライター/地域クリエイター(大仙市・横手市)

大仙市在住のWEBライター。趣味は酒場巡り。現在はYahoo!で地域情報を発信しているほか、秋田市のフリーペーパー「あおぽ」でグルメ記事の執筆や「大仙経済新聞」の運営にも携わっています。

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