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【鹿沼市】グリーンが美しい花農場の気さくなお野菜フレンチ 香り高いハーブティーで気持ちが整う

カン地域情報発信ライター(鹿沼市・日光市)

自然の中で心も体もリラックス、それが叶うハーブ料理のレストランをご紹介します。

のどかな農道。真っ直ぐ車を走らせていくと、そこには四季折々の草花が芽吹き、綺麗な景色を見せてくれる「花農場 あわの」があります。

ただ今、紅梅が咲き始め春が来たお知らせをしています。

お店の前にはシンボルツリー、ハンカチの木がお出迎えです。開花すると、まるで白いハンカチがひらひら揺れているように見えるそうで、花言葉は(思いやり)です。

お店を始めた地元の有志8名の気持ちが詰まっています。

(ハンカチの木の開花時期は4月下旬から5月下旬)

花が大好きな農家のお母さん8名が、それぞれの得意分野を生かして25年前に立ち上げた癒しの空間。元々畑の脇でドライフラワー用に栽培していたハーブに着目し始まりました。開店後も料理への探究心は強く、全員でフランスのレストランで研修を受けたそうです。素材の持つ味をそのままに、枠にとらわれないお野菜主役のフレンチを追求。

お店の中から見える、今がシーズンの草花の説明をしてくれるスタッフ、こんなやり取りも楽しく、和みます。

木の温かみを感じるログハウスのような店内には、ドライフラワーなどハンドメイドの作品が購入できるお店が併設されています。

今までアンティークな雰囲気のドライフラワーしか見たことがありませんが、天井に吊り下げられたものはとても色鮮やかで感動して思わず見とれてしまいました。

子どもから大人まで参加できるドライフラワー作りのワークショップもあります。

(子供:1,000円~/大人:1,500円~)

店内に柔らかい日差しが差し込むと明るく、ほっとします。

自然の恵みをたっぷり受けて育った無農薬の野菜、果物やハーブが体の芯から温めてくれそうです。全てのメニューで使われているハーブは、注文を受けた後に摘み取るそうです。

食事の前にお店自慢のハーブティーで一息。透明のポットにはレモングラスやクールミントなどが綺麗に収まっています。砂時計で待つこと1分。ティーカップへ注いだ瞬間、ふわっと香り高いハーブが鼻先に広がり、心地よい匂いに包まれます。

一口飲んで心が落ち着き、不思議と気持ちが整ったことに驚きました。忙しく過ぎ去っていく日々の中で、安らぎを感じました。

早速、お店のイチ押し(ピザセット)を注文しました。

先ずは前菜。大根や人参、椎茸などのお野菜が沢山ごろっと入っているスープは、煮汁が体に沁み込む優しいコンソメ味です。

お隣はさつまいもとお豆のキッシュ。さつまいものほのかな甘さを感じながら、いんげん豆やえんどう豆、ひよこ豆のほくほくした食感を楽しみます。

お次は新鮮なガーデンサラダ。お店でも販売している特製のフレンチドレッシングでいただきます。こだわりのフランス産ゲラン塩入りで、玉ねぎの旨味と酸味の加減が絶妙。オイリーだけどしつこくなく、あっさりとした風味です。

メインの農場産フレッシュハーブサラダピザが運ばれてきました。香ばしく焼かれた生地の上に贅沢にモッツァレラチーズが広がっています。その上に盛られた新鮮なグリーンとのコントラストが何とも美しい。ヘンネル、エンダイブ、サニーレタス、ほうれん草、春菊、水菜のシャキシャキした食感と爽やかな香りが濃厚なチーズを食べやすい軽さにし、あっという間に完食。

待ってました。スイーツ好きにはたまらない至福の時間。本日のデザートは、いちじくのタルトと苺ジャム・ヨーグルト添え。お好みでタルトに乗せていただきます。甘すぎないタルトはピザを平らげた後には丁度良い量です。

最後まで食事のお供はハーブティー。意外とどのお料理にも合います。

お店の敷地に1.1ヘクタールのハーブガーデンがあります。草花も合わせるとおよそ200種類にも及びます。季節ごとに変わるハーブティーで、四季の移り変わりを感じるのも素敵ですね。花々が咲き誇り、まるで美しい風景画のような景色に様変わりする春本番はもう目前。ショートトリップがてら、癒されに来てみてはいかがでしょうか。

【花農場 あわの】

所在地:〒322-0422 鹿沼市中粕尾42

営業時間:11:00~16:00

定休日:火曜日

地域情報発信ライター(鹿沼市・日光市)

笑う門には福来る。思いきり笑うことと、食べることが大好きな2児の母です。魅力いっぱいの鹿沼市と日光市の素敵な情報を鮮度高めに伝えていきたいです。尊敬の念を抱き、愛情をこめて発信していきます。よろしくお願いします。

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