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【日光市】古民家を改装したオシャレな寛ぎ空間で新感覚の湯葉料理に出会う

カン地域情報発信ライター(鹿沼市・日光市)

湯葉は日光の伝統ある名産品として有名ですが、定番の湯葉料理とは一味違った、シェフのこだわりが随所にみられる新感覚の創作湯葉料理をご紹介します。

世界遺産、神橋の手前に古民家を改装した、雰囲気のある創作湯葉料理レストラン「全」があります。

美味しくて思わず両手で頬を包んだような看板のロゴマークが何とも味があって可愛いです。

1Fと2Fにテーブル席があり、着席時は合わせて30名様ほど対応可能です。窓から覗く自然の岩肌がライトに照らされ、非現実的でありながら、スタイリッシュな空間を醸し出します。特別な日を演出するにはもってこいです。

2Fは落ち着いた雰囲気の中でゆっくり過ごせる大人な空間です。

注文は携帯電話でテーブル左側にあるバーコードを読み取り、注文サイトから手軽にオーダーできます。

「日光湯葉巻き御膳/¥2720」は中身が(和牛とわさび)、(真鯛と三つ葉)、(山の芽と旬菜)と3種類の中から選べます。私は一番人気の(和牛とわさび)に特製湯葉刺身(+¥660)を付けて注文。

先ずは、おぼん左上の小鉢から

・日光豆腐ときのこの冷奴

・揚げ巻き湯葉とエビのふくめ煮

・ちくぜん煮

お味噌汁は生海苔の赤出汁。

どれも上品な旨味を感じる一品です。(ご飯のお供)が大好きな私は、(日光豆腐ときのこの冷奴)に注目。舞茸、椎茸、えのき、しめじ等のきのこに醤油ベースのお出しがしっかり沁み込んでおり、日光豆腐だけでなく、白米に乗せて無限におかわりしたくなりました。

メインの湯葉巻きが盛られている長いお皿には、

・バイ貝の旨味

・自家製のたまり漬け

・葉唐辛子とこんぶの佃煮

少し濃い目のたまり漬けも、淡泊で滑らかな湯葉刺身と一緒に食べると丁度良い薬味のアクセントです。

いざ、メインのオリジナル湯葉料理、和牛湯葉巻きへ。塩麴や醤油を足して作られた特製のわさびをのせ、白いタレにつけていただきます。白いタレは豆乳ベースのもので、焼いた真鯛の骨をベースに利尻昆布などから出汁をとり、旨味を凝縮させた魚醤だそうです。

食べ応えがあり、もち米のようなほのかな甘さもある寿司飯は、ミルキークィーンとコシヒカリを合わせたもので、その中に包まれる柔らかく脂がのった和牛。これだけでも贅沢な味わいですが、そこにキレのある辛さ、わさびの茎のシャキシャキ感と豆乳のクリーミーさが残る白いタレが湯葉に絡まり、絶妙なハーモニーを織りなしています。初めて食べる美味しさ、新感覚の巻き寿司です。

みるみるうちに、胃袋に収まりました。

最後は見た目にも美味しいヘルシーなデザート、生湯葉ぜんざい。香ばしい焙じ茶(¥330)と共にいただきます。すっきりとした甘さが特徴のすだき糖と湯葉がマッチ。滑らかな豆乳ソースの上に小豆、抹茶寒天、白玉団子、そして生湯葉が添えてあります。

パティシエとしても修業を積まれたオーナーが、湯葉と栃木県の名産品を使ったテイクアウトできるデザートを考案中だそうで、次回また食事に行くのが楽しみです。

こだわりが詰まった大人の隠れ家で、新感覚の創作湯葉料理に舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか??

【全】
所在地:日光市上鉢石町1007
TEL:0288-53-3470
営業時間:11:00~15:00/17:00~20:30 ※3月いっぱいは午前のみの営業
定休日:火曜日
公式HP

地域情報発信ライター(鹿沼市・日光市)

笑う門には福来る。思いきり笑うことと、食べることが大好きな2児の母です。魅力いっぱいの鹿沼市と日光市の素敵な情報を鮮度高めに伝えていきたいです。尊敬の念を抱き、愛情をこめて発信していきます。よろしくお願いします。

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