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連休でもマナーの良いキャンパーが集まるキャンプ場の理由とは?考察して見えた「キャンプ場選びのコツ」

かの地から自由なアウトドア系Youtuber/3児の父

こんにちは!キャンプ系動画を配信している「かの地から」しーまんです。

夏休みも残りあとわずか。今年の夏最後の思い出作りにキャンプを考えている人もいるんじゃないでしょうか?

しかし、夏休みなどの連休時期って、賑やかな人が多かったりするので場所選びに迷いますよね…。

先日行ったキャンプ場はお盆の時期にも関わらず、とても静かで過ごしやすかったです。

なぜだったんだろう?

考察してみると、4つの理由が浮かび上がってきました。

理由1:料金が高めに設定されている

ある程度以上の料金を取ることは必要かもしれない
ある程度以上の料金を取ることは必要かもしれない

今回行ったキャンプ場、宿泊で1サイト4500円(5名まで)でした。

電源サイトは1泊5000円となっています。

地域によっては「なんだ安いじゃん」と思われるでしょうが、僕の地域では2000~3000円くらいの所も多く、この値段設定は高めです(実際、お盆に当日の飛び込み予約でしたが空きがありました)。

この「ある程度のお金を払って場所を借りる」というのは、迷惑キャンパーを弾くフィルターとして大きく作用していると思います。

騒ぎたいだけの人は料金が低く設定されているキャンプ場に集まる傾向が高いように感じますが、「高いお金を払ってまでやるのはちょっと…」ということなのかもしれませんね。

無料キャンプ場がマナーが悪くて荒らされてしまったりするのも、頷ける気がします。

逆に、「安さより快適さが一番!」というキャンパーは多いかも。

理由2:受付で説明される注意事項(ルール)が厳しい

あるキャンプ場ではスパッタシートにコンパネ必須でした
あるキャンプ場ではスパッタシートにコンパネ必須でした

受付で名前などを書いてお金を払って終わり…というキャンプ場は多いです。

今回行った場所は、1組ごとに焚き火をする際の注意事項や場内のマナーなどを丁寧に説明していました。

説明を受けた後は、チェックシートにチェックをして名前や車のナンバーを書いて提出、という流れ。

それだけに受付が渋滞してしまうんですが、同じことを何度も説明しているのを聞くので「これは守らないと大変だな」という気持ちになってきます。

今回で言えば、僕の前に受付していたBBQに来たお客さんが焚き火台を使うというので

管理人さん「スパッタシートはありますか?」
お客さん「え…?いや…ないです…。じゃあここで買います。」
管理人さん「ここで買うんじゃなくて、焚き火台を使う時はスパッタシートを持ってくるのが普通なんですよ?」

というようなやり取りもありました。なるほどこりゃ厳しい。でもハッキリ言うのも大事です。

さらに、スパッタシートだけではありません。

スパッタシートの上にコンパネを敷き(受付で800円で購入する必要あり。これもルールを守らない人を弾く効果があるかも)、焚き火をしている最中にコンパネが焦げたら焚き火はそこで終了しなければいけないという徹底したルールがありました。

迷惑キャンパーだったり、いわゆる騒ぎたいウエーイ系の人たちはこの時点で「ここは面倒くさい…」と引いてしまうでしょう。

この「面倒くささ」もフィルターの役割を果たしていると感じました。

厳しくなってしまうルールは、キャンプ場で制定されるまでの過程がある

理由3:管理人が消灯時間まで常駐

夜間も安心な管理人常駐
夜間も安心な管理人常駐

管理人さんが常駐しているキャンプ場というのは、安心感がありますよね。

でも反面、「ルール違反をしていたらすぐに注意される状況」でもあります。

これも迷惑キャンパーを弾く役割をしているんじゃないでしょうか?

見張られているわけではありませんが、「騒いだり、何かやらかしたら面倒なことになる」というのは迷惑キャンパーにとっては「面倒くさいなぁ…」ということになるのかもしれません。

普通にキャンプをしてるキャンパーには何の問題もないんですけどね。

理由4:夜間はキャンプ場入口が施錠されて出られない

夜にキャンプ場から出る必要も特にない
夜にキャンプ場から出る必要も特にない

買い出しに行くのか、夜中にキャンプ場から車で出ていく人ってたまに見ますよね。

見ていて「大丈夫?お酒飲んだりしてないよね?」と心配になったという人も多いはず。

買い出しが必要になるということは「まだまだ飲んで食べる」ということなので、騒いでる集団だったりすると先が思いやられます…。

入口がしっかり施錠されるキャンプ場は、外に出られなくなるので当然買い出しにも行けませんし、帰ることもできません(もちろん緊急時の連絡先はキャンプ場ごとにあるはずですが)。

この「気軽に出入りできない」という事も、そのキャンプ場の利用を避けたくなる理由になるのではないでしょうか。

普通のキャンパーはキャンプ場を何度も出入りする理由が特にないから問題なし

いわゆる「普通のキャンパー」にとっては、今回書いたことは何も問題ないことですが、

「値段が高いから」
「ルールが面倒だから」
「管理人が見張ってるから」
「あそこは夜出られないから」

ということは、純粋にキャンプを楽しむ人以外にとっては、きっと「行きたくないキャンプ場」でしょう。

こんな条件を満たしていたからこそ、今回行ったキャンプ場は大型連休でも静かで快適なキャンプ場になっていたんだと思います。

ルールを徹底したり、注意したりするのはSNS全盛期の今、キャンプ場にとっては「何か悪評を書かれたら…」と思う所なのかもしれません。口コミだって気になるでしょう。

ですが、純粋なキャンパーは「良いキャンプ場・悪いキャンプ場」をしっかり見分けることができると思いますし、実際に来て良かったキャンプ場にはまた来るはず。

夏に家族キャンプをすると、経験上、うるさい集団に出くわす可能性が高かったので、空いているキャンプ場でなくてもいいから、迷惑キャンパーのいないキャンプ場がいいなと今回改めて思いました。

完全に迷惑キャンパーのいないキャンプ場選びをするのはとても難しいですが、以上のことが何かしらの参考になれば幸いです。

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《プロフィール》

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【かの地から しーまん】

キャンプ歴5年の山口県在住3児の父。

キャンプなどのアウトドアをはじめ、DIYや料理、クロスバイクや車中泊など様々な趣味をYouTubeや各種SNSで発信中。

山口県を拠点として、全国各地に遠征するのが楽しみの1つです。

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自由なアウトドア系Youtuber/3児の父

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