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キャンプ歴5年の僕が、本当に災害グッズになるキャンプ用品を5つまとめました

かの地から自由なアウトドア系Youtuber/3児の父

こんにちは!キャンプ系動画を配信している「かの地から」しーまんです。

キャンプって野外での生活を楽しむものなので、いわゆる「災害用品」としても、いざという時に使える物が多いです。

しかし、キャンプ道具一式を買うのはちょっと…という方へ向けて、「これは使える」という5つの物をまとめてご紹介します。

家でも使える物ばかりなので、ぜひこれらのキャンプ用品を災害用品として揃える際の参考にしてみてはいかがでしょうか?

なるべく分かりやすく説明していきますので、どうぞ!

その1.眠るためだけでなく快適に過ごすための「寝袋」

まずは、寝袋です。

キャンプをしない人にとって、寝袋というと「調べてみると種類が色々あってよく分からない」という印象があるんじゃないでしょうか?

僕もキャンプを始めるまではそうだったんですが、大雑把に説明すると

  1. ダウンと化繊の2種類があって
  2. マミー型と封筒型があって
  3. 中身の容量などによって適正温度が変わる

というようになっています。

上の写真は、左の2つが「化繊の物」。右の2つが「ダウンの物」です。

買うべきは化繊か?ダウンか?

寝袋の価格を決める大きな要素の「中身」についてですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

化繊…比較的安価・収納サイズが大きく重い・性能の良い物は大きくなる
ダウン…比較的高価・収納サイズが小さく軽い・性能の良い物も大きくなりにくい

化繊の寝袋の場合は、収納サイズが大きくなってしまうことと、物自体が大きく重くなってしまうのがデメリット。

ですが、比較的安価に買えるため、価格帯の安い寝袋は「化繊」の物が多いです。

安価に買えるのは、化繊寝袋のメリットと言えるでしょう。

対してダウンの寝袋の場合は、空気を多く含んでいるため、収納サイズもコンパクトになり軽く、収納時のサイズもある程度小さくできるのがメリットです。

デメリットがあるとすれば、性能が良い物は数万円する高価なところでしょうか。

で、どちらの寝袋がおすすめなの?

個人的な見解では、「ダウン寝袋」をおすすめします。

理由としては、

  • 収納サイズが小さく軽いため、持ち運びしやすい
  • 収納時には、端から適当に袋に詰めていけばいいだけなので簡単
  • 空気をしっかり含んで膨らむので寝心地が良い
  • 薄着で中に入っても、体温の空気の層ができて温かい

という所です。

最近では手足が出せるダウン寝袋もあり、寝る時以外にも使える物も存在します。

寝袋=寝る時だけのアイテムと思いがちですが、防寒対策としての用途や、床などに敷くことで断熱効果も期待できるので、1つあると災害グッズとして活躍するアイテムといえます。

その2.夜間や暗い場所では必須の灯り「ランタン」

電気のある生活になれた現代人にとって、暗闇は心理的に不安になってくるものです。

災害用品として名前の挙がる事の多い「ランタン」は、僕もおすすめしたいアイテムです。

このランタンにも色々な種類があって分かりにくいと思いますが

  1. オイルやガスなどの燃料系の物
  2. 電池式や充電式などの電気系の物

大きく分けると、この2つです。

燃料系…燃料を使い燃やすため火災に注意、換気しながら使う必要あり
電気系…電池などを使うため電池切れに注意

燃料系のランタン

パラフィンオイルや灯油、ホワイトガソリンのような液体燃料を使うタイプと、カセットガスなどを使うタイプの物があります。

火を点けるタイプのため、締め切った部屋で使うと一酸化炭素中毒の危険性があります。

また、ヤケドや火災にも注意が必要なため、「気を付けて使う」物と言えます。

キャンプシーンでは人気のある燃料系ランタンですが、手入れの必要もあることから、あまり災害用として初心者向けにおすすめする物ではない印象です。

電気系のランタン

対して電気系のランタンは、手軽さが一番の魅力です。

電池式の物と充電式の物、そしてソーラー発電の物があります。

LEDで明るく球切れしにくいのが特徴で、かなり明るい物や、明るさを自由に調整できる物もあります。

小さな物もあれば大きな物もあり、大きさを選べるのも魅力です。

  • 締め切った部屋でも使うことができる
  • 火災などの心配もない
  • 初心者でも扱いやすい

以上のことから、災害用品としてはこちらのタイプの物をおすすめします。

充電式の物の中には、USB端子でスマホなどへの給電が可能な物も。
モバイルバッテリーとしても使えるので、そういった物はさらにおすすめ。

気になる明るさですが、キャンプをたくさんしてきた経験から言うと、そこまでの明るさは実は必要なかったりします。

暗闇の中で作業をしたい場合は確かに明るさが必要ですが、ただ暗闇に灯りをともして過ごしたい…というだけであれば、LEDランタンの明るさを「最小」に近く設定しても過ごせると思いますよ。

明るさを抑えれば電池の消費量も減り、長時間使えるので。そういった使い方をするのが良いでしょう。

その3.シングルバーナーなどの「火器」

続いて、やはり料理をしたりお湯を沸かしたりするために欲しいのが火器。

キャンプでは、ガスを使うシングルバーナーや、アルコールや固形燃料を使うストーブ系コンロがあります。

上記写真で言えば、右側が固形燃料を使うストーブ系コンロで、左側がカセットガスを使うシングルバーナーです。

シングルバーナー…燃焼時間も長く、火力も強いため扱いやすい。燃料が入手しやすい。
ストーブ系コンロ…固形燃料の場合は燃焼時間が短く、火力もあまり強くない。燃料が入手しにくい。

ということから、シングルバーナーをおすすめします。

足をたためばコンパクトになりますし、ガスが1本あれば燃焼時間もなかなかの物。

ガスを使うため、当然締め切った部屋の中で使ってはいけませんし、換気が必要です。

災害用品として、

  • 料理をする
  • 食べ物などを温める
  • お湯を沸かす

などのことができるシングルバーナーは、備えておくだけでかなり心強いんじゃないでしょうか。

その4.料理をしたりするための「クッカーセット」

料理をしたり、お湯を沸かすためにもう1つ欠かせないのがクッカー。調理器具です。

色々な製品が販売されていますが、僕がおすすめしたいのは、フライパンや鍋がセットになっているような物。

調理器具が複数で1つのセットになっているものは、同時に調理したりすることもできますし、汚れた際の予備としても使えるので便利です。

ステンレスの物やチタンの物、アルミ製の物などがありますが、一番のおすすめはアルミ製。

それぞれの特徴を簡単に言うなら

ステンレス…熱伝導率があまり良くなく、重い
チタン…熱伝導率が良くないが、軽い
アルミ…熱伝導率が良く、軽い

という感じです。

アルミ製のクッカーは、お湯を沸かしたりするのも早く調理スピードも速いですし、重量も軽いのが魅力です。値段が安いのもいいですね。

ぶつけたりしてしまうとへこんだりしやすいんですが、じっくり楽しむキャンプのようなレジャーではなく、もしもの時の災害用品と考えるならば、アルミ製クッカーを僕はおすすめします。

その5.プライベート空間を確保できる「テント」

最後に、持ち運ぶには少し大きい物だったりもしますが、テントです。

1人~2人用の物であれば、3kg程度の物もあるので1つ持っておいても良いと思います。

テントについてもピンキリではあるんですが、大きい物になってくると20kg以上の重さの物もあり、すぐに持ち運べるような物ではなかったりします。

重さや広さを含め、自分にとって必要なサイズを考えて、最小の物を選ぶのが良いと思います。

テントを用意する=プライベート空間を確保する。ということになるので、できれば外から見えないような物を選びたいところです。

最近キャンプシーンで流行しているのは、このような開けっぴろげスタイルですが、あくまでレジャーとして使える物だと思っています。

災害用として用意するなら

  • 周りの目からシャットアウトできる
  • インナーテント(床付き)の物
  • ペグ(釘)を打たなくても建てられる自立式の物

というあたりは考慮した方が良いはず。

特に、ペグを打たなければ建てられないテントも多いため、ペグのいらない自立式のテントを選ぶ方が場所を選ばず設営できて利便性が高いと思います。

さらに、できるだけ窓やメッシュなどが多い方が通気性も良く、居住性が高まるので参考にしてみてください。

まとめ:やっぱりキャンプ用品はいざという時に役立つ物が多い

当然なのですが、屋外で過ごすための製品ばかりなだけあって、災害用品として便利な物がとても多いです。

いつ起こるか分からない色々な災害に備えて、準備しておくのは大切なことだと思います。

今回の記事が、道具選びの参考になりますように!

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《プロフィール》

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【かの地から しーまん】

キャンプ歴5年の山口県在住3児の父。

キャンプなどのアウトドアをはじめ、DIYや料理、クロスバイクや車中泊など様々な趣味をYouTubeや各種SNSで発信中。

山口県を拠点として、全国各地に遠征するのが楽しみの1つです。

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自由なアウトドア系Youtuber/3児の父

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