【2022】冬キャンプの暖房まるわかり!初心者から上級者までの防寒対策辞典をまとめました
こんにちは!キャンプ系動画を配信している「かの地から」しーまんです。
11月も中盤になり、もう夜は寒いという所も多いですよね。
今回は、冬キャンプで欠かせない「暖房(寒さ対策)」について考えてみたいと思います。
- 底冷え解消系
- カイロ系
- 寝具系
- 火器系
- 電熱系
の5種類に分けてご紹介していきます。
キャンプの夜は寒いと眠れませんし、翌日に疲れが残ってしまうので、冬の暖房選びの参考にしてみてくださいね。
底冷え解消系のアイテム
寒い冬に寝ようとした時に感じる底冷え。
いくら暖かい寝袋を使っていても、背面から来る底冷えは結構こたえます。
底冷えを解消できる物を、ここでは4つご紹介します。
銀マット
銀マットは、地面からの冷気をシャットアウトしてくれる上に、ホームセンターなどで安く入手することができます。
なるべく厚みがある物を使うと、使わない時と比べて地面からの冷たさを感じにくいと思います。
難点としては、かさばる物が多いので運搬の面倒さがあります。そして使用していると銀部分が剥がれてくるのであまり長持ちはしません。
コット(ハイ&ロー2WAY式の物がおすすめ
コットも地面から離れているので底冷えはある程度解消してくれますが、そのままで寝るとちょっと厳しい。
コットの上にマットなどを敷かないと、やはり背面に冷気を感じます。
コットに毛布やインフレーターマットを敷くなどして、防寒対策をすれば暖かく眠ることができますよ。
コットを使うと、下に荷物スペースができてテント内を広く使えるので、個人的には毎回コットを使ってます。
コットを選ぶ際は組み立て方法にも注意!力いっぱい押し込まないと組み立てられない物もあるため、少しの力で組み立てられる写真のような、テコの原理を使ったボタン式の物がおすすめ。
ホットカーペット
これは僕は使ったことがありませんが、ホットカーペットという手もあります。
使用W数が500W程度と、比較的大きな電気を使うのでほぼ電源サイトでしか使えませんが、ホットカーペットで床を暖かくしてしまう。というのも手です。
足元を暖かくするだけで、体感温度が全く変わってきます。
後で紹介する電気毛布はポータブル電源で動かせる物が多いですが、ホットカーペットは使えたとしても容量的に長時間もたない物が多いので、難点は電源サイトでしか使えない。というところでしょうか。
こたつ(こたつ布団付き)
以前、年末年始のキャンプで使ったことのあるこたつ。
難点は「荷物になる」ことですが、電源を切っていてもある程度暖かくて最高でした。
先ほどの銀マットと合わせて使うと、底冷えもしないし快適です。
こちらは使用電力が350W程度なので、ポータブル電源でも使える物は多いと思いますが、大型の物でないと長時間使うのは難しいです。
電源を入れて使うのであれば、電源サイトを利用するのが良いです。
電源は使わずに、湯たんぽや豆炭あんかを使う入れてこたつキャンプを楽しむ方も多いみたいですよ。
電気を使わなくても工夫次第で暖かいのが魅力ですね。
カイロ系のアイテム
定番のホッカイロを使って暖を取るという方法は、一番手っ取り早い方法。
これだけで夜を越せるかとなると難しいですが、起きている間に使えば暖かく過ごせるので持っておくと便利です。
ホッカイロ
ホッカイロにも、定番の揉んだりするタイプの使い捨てホッカイロもあれば、ハクキンカイロのように酸化熱を利用した何度も使える物、充電式の物など色々な物があります。
ハクキンカイロ&USBカイロ
ハクキンカイロは以前使わせてもらったことがありますが、十分手元を暖かくしてくれる感じでした。ただ、カイロ系はあくまで補助的な物になるので、これだけに暖を頼るのは厳しいと思います。
湯たんぽ
冬キャンプで人気が高いのが湯たんぽ。
安価な暖房器具で、繰り返し使えて使用方法も簡単なのが人気の理由だと思います。
僕は普段電気毛布などを使うためまだ使ったことがないんですが、特に寝袋の中に入れた時の暖かさが良いそうですよ。
購入するなら、キャンプでも使いやすい直火が可能な物がおすすめです。
色々な暖房器具を今回紹介していますが、もしかすると一番簡単で扱いやすいのはコレかもしれません。
寝具系アイテム
キャンプ場で過ごす時間の中で、一番といっても長い時間は睡眠時間ではないでしょうか。
眠る時は動かないため、一番寒さを感じる時間でもありますよね。
眠れない=疲れが残るので、快適な寝具を用意して暖かく過ごしたいところです。
毛布
寝袋の下に敷いたり、足元に巻いたり、寝る時だけでなく色々な使い道がある毛布は予備として持っておくと便利です。
ちょっと寒い。もう1枚欲しい。という時に活躍しますよ。
先ほどのコットなどの底冷え対策にもなるので、1つは用意しておきましょう。
電気毛布
ポータブル電源や電源サイトを利用する必要がありますが、電気毛布は確実に暖かくして眠ることができます。
使用W数も100W以下の物が多いため、ポータブル電源でも長時間の稼働が可能。
寝袋の中に入れられるサイズ感でもあり、価格も安いので初めての冬キャンプは、電気毛布と電源サイトというのも良い選択です。
寝具としては、今回寝具系で紹介する毛布・電気毛布・寝袋さえあれば快適に眠れるはずです。
アウトドアシーンで使う場合は、丸洗いできる物がおすすめです。
寝袋(ダウン)
眠る時に欠かせない寝袋。
体から出る熱を空気の層として寝袋の中で保持してくれるので、ダウンの寝袋がおすすめです。
ピンキリなのでコレが良い!というのは難しいですが、なるべく快適使用温度の低い物を選ぶのが良いです。
注意点としてですが、暖かく眠ろうとするあまり、厚着して寝袋の中で寝るのはNGです。
寝袋は、体から出る体温を使って温度を保つようになっているので、厚着してしまうと暖かい空気の層が作られず、逆に寒さを感じてしまう場合も。
なるべく、厚着せずに寝袋の中に入りましょう。
火器系アイテム※火災や換気に注意
実際に火を使って暖を取るタイプの火器系。
取り扱いには注意する必要がありますが、一番暖かさを感じられる物でもあります。
焚き火
冬のキャンプで暖を取る方法といえば、焚き火。
心が落ち着く効果もあるので、焚き火の前でウトウトしてしまうという人も多いと思います。
確実に暖が取れますが、薪が切れてしまったり、寝る前に燃やし尽くす必要があったりもするので焚き火タイムの最後は寒いのが現実です。
火消し壺を用意しておいて、燃え残りはそこに入れて早く火を消してしまうのも手ですよ。
片付けも必要なので手間はかかりますが、冬場に欠かせないのが焚き火です。
焚き火をする時は耐火シートを敷く、ゴミは片付けるなどマナーを守って楽しみましょう。
石油ストーブ/ガスストーブ
自宅から石油ストーブを持って行って使う。というのは最近のキャンパーに多いですよね。
換気する必要がありますが、ストーブは手軽に暖を取れる方法の1つです。
石油ストーブであれば灯油の管理も必要ですが、ガスストーブであればカセットガスで使用できるので、更に手軽に使うことができます。
キャンプ場によってはレンタルできる所もあるため、レンタルを利用するのも良いですね。
ストーブは熱くなるため、ヤケドや火災に注意して使いましょう。
また、一酸化炭素中毒を防止するために、一酸化炭素チェッカーの使用も忘れずに。
テント内で火器を使う時はとにかく換気に注意!就寝時は消して寝ましょう。
薪ストーブ
ストーブの中で薪を燃やす、薪ストーブ。
石油ストーブよりも火力が高いため、今回紹介する火器の中でも一番暖かい暖房器具と言えます。
テントの中で使う場合は、こちらも一酸化炭素中毒に注意しなければいけません。
また、高温になった煙突がテントに触れて火災が発生する危険性もあるため、しっかり煙突からの熱をガードする必要があります。
石油ストーブはキャンプブームによりプレミア価格になっていたりもしますが、薪ストーブは2万円程度からでも購入できるため、比較的安価に始められます。
ただし、薪が必要なのでコスパの面では石油ストーブに軍配が上がりそうです。
昔はどの家庭にもあったストーブですが、最近ではストーブを使わない家庭も多いため、使い慣れていない方も多いはず。
小さな子供さんがいる場合は特に触らないように注意する必要があります。
そして、一酸化炭素中毒を防止するために、こちらも就寝時には使わないようにしましょう。
火災や一酸化炭素中毒に特に注意!
ヒーターアタッチメント
ストーブに比べて熱量は格段に落ちますが、シングルバーナーを使用するヒーターアタッチメントもおすすめの暖房器具です。
火災防止のため、天井や周囲の燃えやすい物との距離が十分に確保できるように、使用する際は注意が必要です。
基本的に熱が上に上に上がっていきますが、少々の暖を取ることはできます。
こちらもガスを使うため換気が必要なので、使用時には注意しましょう。
当然ですが、全ての火器は使用時に注意が必要です。
ガスランタン/オイルランタン
ガスランタンやオイルランタンも熱を発するため、手を温めるくらいの暖房器具としてなら使うこともできます。
用途としては違う使い方になるので、あくまで補助的な物として使うのが良いでしょう。
また、冬の寒い時期になるとCB缶(カセットガス)は火が点きにくくなるので注意が必要です。
電熱系アイテム
バッテリーなどを使った発熱ウェアも防寒として役立ちます。
足元を温めるのか、背中周りを温めるのかなど、寒いと感じる箇所により選ぶのが良いでしょう。
- 電熱ジャケット/ベスト
- 電熱パンツ
- 電気ブランケット
といった物がありますが、個人的には寒さは足元から来るので電熱パンツがおすすめ。
じんわり暖かさを感じる程度の物ではありますが、あるのとないのとでは大違いです。
ただし、注意点としては化学繊維が使われていることが多いので、焚き火などをする際は更にもう1枚、燃えにくい素材の物を着てから焚き火を行った方が良いでしょう。
安価なので、ワークマンのフレイムテックシリーズなどが良いかもしれませんね。
このように、着る物から暖房や防寒を見直してみる事も場合によっては必要です。
まとめ、寒い冬は防寒対策をしっかりと!でも換気は忘れずに!
ということで今回は、冬の暖房器具として役立つアイテムをご紹介しました。
どれか1つだけということではなく、いくつかの物を併用して使うのが過ごしやすい冬キャンプへの道となりますので、自分に合う物や必要な物を選んでみてくださいね。
色々な防寒対策がありますが、火器類を使う場合はとにかく注意してください。
注意して注意して、注意しすぎることはないので、火事に注意しつつ、換気をするなど一酸化炭素中毒への対策も忘れずに。
安全で楽しい思い出のできる冬キャンプになりますように。
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《プロフィール》
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【かの地から しーまん】
キャンプ歴5年の山口県在住3児の父。
キャンプなどのアウトドアをはじめ、DIYや料理、クロスバイクや車中泊など様々な趣味をYouTubeや各種SNSで発信中。
山口県を拠点として、全国各地に遠征するのが楽しみの1つです。
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