【大仙市】幻となった竜王戦七番勝負第6局。会場の「旧本郷家住宅」は年内いっぱい観覧できます!
藤井聡太竜王が見事4連勝で竜王戦3連覇を達成したため、2023年12月6日(水)~7日(木)に開催予定だった第36期竜王戦七番勝負第6局が幻に終わりました。藤井聡太竜王がやってくるのを楽しみにしていた方も多いのでは?
会場となる「旧本郷家住宅」では、11月12日(日)までの日程で「竜王戦特別展inだいせん」を開催していましたが、竜王戦がなくなってしまったため、年末まで開催を延長しています。
旧本郷家住宅は、秋田県内有数の地主として知られる名家です。敷地内には、江戸末期から昭和初期にかけて建てられた歴史的な建築物を眺めることができます。こちらは正面入口で、右側が明治期に建てられた主屋。左の洋館は昭和初期の建築ということで、時代ごとの建築様式を眺められるのも楽しみのひとつですね。
建物内に入ってみると広々とした土間玄関があり、奥にある内蔵や隣接する洋館へと続いています。
歴史と伝統を感じさせる座敷は、日本建築の美が色濃く表れています。壁にはいくつもの書が掲げられており、なかには伊藤博文公の書もありました。
さらに奥に進むと竜王戦の会場があります。将棋盤が用意されており、実際に座ることができます。しかも、駒を動かしても大丈夫なので、ぜひ雰囲気を味わってみてください。
夕暮れ時にはライトアップがなされ、敷地の内外が幻想的な雰囲気に包まれます。将棋ファンはもちろん、建築物や歴史に興味がある人にもおすすめの旧本郷家住宅。この機会にご覧になってはいかがでしょうか。
●旧本郷家住宅●
住所:〒014-1413 秋田県大仙市角間川町西中上町19
公開時間:9:00~16:00
定休日:月曜日
入場料:無料
問い合わせ先:大仙市文化財課
TEL:0187-63-8972